おかか

あの日のオルガンのおかかのレビュー・感想・評価

あの日のオルガン(2019年製作の映画)
3.8
2022-3
戦時中の疎開保育所のお話。
大原櫻子の文句タラタラ具合や仕事に投げやりになってしまうところ、同じ職場にいたら、うわ〜と思うかもしれないけれど、戦争中の若き女の子の等身大の姿なんだろうなとも思った。
疎開といえども、戦時中であればいつでも死と隣り合わせ。その中で戦う保母さんたちは、本当に誰もが強く、美しい。
迫り来る戦火で、心が折れてしまっても、最後まで強くあろうとする、保母さんたちが流す涙は、こちらももらい泣きするほど綺麗でした。
大原櫻子が奏でるオルガンや歌は、やはりさすが。特に自転車を漕ぎながら歌っている声は、本当に綺麗です。「あの日のオルガン」は疎開保育所から子どもたちがいなくなる最後のその日まで、美しい音を奏でたんだと思いました。