Akirajiisan

あの日のオルガンのAkirajiisanのレビュー・感想・評価

あの日のオルガン(2019年製作の映画)
4.1

酷い時代なんだ。昭和の宴会、男尊女卑、あの酷い戦争。空からバラバラ、落ちて来る爆弾、女、子供関係なく。無差別爆撃なんです。

そして、子供は無邪気な犠牲者なんです。
疎開って言葉も、もう知らない人が多くなってるでしょう。
兎に角、子供だけは救いたい。で、精一杯の時代。
だから、爆弾の落ちない所へ移動させる。

その子達を親に代わって守る人達の話。
そして、守りきった強い人達の話。

最初に可愛い子供達がいっぱい出てきて、可愛くって、いくら映画の中でも、一人でも死んだら、観るの嫌になると思った。

あの頃の人達も皆んなで子ども守ったんでしょう。

これは実話です。
それどころか、そこら中にあった話です。

そして、次には、戦争孤児が一杯できちゃうんです。
今の平和を大事にしたいと思う映画でした。

それと、子供の集団を良くコントロールして撮影したなあと思う。これ、この映画の隠れた肝でしょう。
Akirajiisan

Akirajiisan