みみ

あの日のオルガンのみみのネタバレレビュー・内容・結末

あの日のオルガン(2019年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

疎開することについて父母から批判されても疎開先の大人達から罵倒されても、ずっと強くてリーダーとして戦ってきた楓がかっこよくて、みんなの保母さんって感じだった。
でも空襲を目の当たりにしてたくさんの人が亡くなって、疎開先にまで空襲がきて心が折れちゃって。どんなに強い人でも弱くなるときって必ずあるよなあって思った。
どん底でオルガンを弾いて号泣するみっちゃんに寄り添う姿がお母さんみたいだった。

戦争が終わって子供たちもみんな帰ったあとの大号泣にこっちまで泣けた。ほんとによく頑張ってね、って。

他のユーザーの感想・評価

じゅ

じゅの感想・評価

-
戦争時代の物語だけど、戦争映画じゃなくて子供たちの笑顔が溢れてるところが素敵
Manae

Manaeの感想・評価

4.0

タイトルほどオルガンの存在感はなかった🎹

暴れなさい、泣きなさいでズビった🥲
学童疎開は教科書に載ってるけど、実は幼児の疎開もあったんだね。全然知らなかった。

戦時中に53人?連れてった保母さんえぐい👏🏻
たな

たなの感想・評価

3.3

このレビューはネタバレを含みます

セットと演技は微妙だけど、良いテーマだった。
53という数字が重い。

最後みんなでオルガンを運ぶシーン、一瞬ついていけなくて、実は皆死んでで、死後の世界が映し出されているのかと思って焦った。
それならトラウマ作品だった。生きてて良かった、、
戦時中でも子供たちは泣くしおねしょもする。それを支えてくれた女性たちがいたことを知れて良かった。
未就学児童を疎開させ53名の命を東京大空襲(3月10日)から守った若い保母さんたちの実話です。

「もう日本には逃げるところがないの。どこに逃げても同じ。気がついたら戦争と15年も一緒だった。戦争がどこまでも追いかけてくる。」

自身の家族を東京大空襲で失いながらも、子どもたちの命を守ることに拠り所を見つけてきた責任感あるカエデ(戸田恵梨香)が力尽きそうになった時の言葉です。

熊谷空襲(降伏の前日)の火は疎開先の蓮田からはすぐ近くに見えました。

若い女性たちが親を説得し、自分たちの手で廃墟を住みかに変え、疎開先の隣人に協力を求め、子どもたちを守っていく姿は、自分も辛いだろうに、我慢の連続で、慈愛に満ちたものでした。

親から離され集団生活などしたことのない幼児たちが、保母さんたちを慕いますが、寂しさや不安を隠せない。

東京大空襲で家族を失った子どもたちを引き取りにきた人の中には、先々の不安が見える人もありました。

責任者のカエデ役の戸田恵梨香は、倒れるまで頑張り、場に緊張感と追い詰められた感を漂わせるのがうまかったです。
三浦透子が緊張感を解く役。
まだ甘えたくて自覚のない役に大原櫻子。
おっとり保母さんに佐久間由衣。
初めての女優が数多く出演していました。

年頃の女性たちが子どもたちを必死に守る姿、それだけで泣きそうになりました。

学童集団疎開は国によって行われましたが、未就学児童の疎開はありませんでした。葛飾と品川の戸越の保育園の先を見越した判断と決意によって助かった命でした。

実話のもつ力と戸田恵梨香の緊張感ある演技がよかったのですが、演出になるのか、人物の立ち位置なのか、カメラの位置が気になって仕方ありませんでした。広角なのに奥行きを出そうとするから、屋外ロケでも舞台っぽく見えてしまったのが残念なところ。

アン・サリーの歌が沁みました。
キャスト見た時に「今個人的にキテる女優さんばかりだ」と思い、めちゃめちゃ観たかった作品をアマプラで観賞できた。
パッケージだけ見るととても明るそうな作品に思えるけど、一応ガチな戦争映画になります。
戦時中の保母さんが幼い子供たちと共に疎開保育園で生活する話。
戸田恵梨香は主任という立場上、後輩たちを指導したり、時には強い口調で叱ったりして少し怖い印象。
大原櫻子が本作では中心人物のように思えた。
脇を固める三浦透子、佐久間由衣、堀田真由がまたとてもいい。
園児を預かってる身としては、戦争で園児の家族が亡くなったこと聞かされるのも、それを園児に伝えるのも胸が痛いよね。

2023年82本目。
疎開懐かしいな~
あの時生きていられたから、こうして今映画を観ていられる。
大原櫻子の演技がよかったな~
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みみさんが書いた他の作品のレビュー

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4.0

面白い、けどこういう系統を見慣れてない初心者の私には所々難しくて解説を調べながら見てた。でもらハラハラしたしこれは理解力が乏しい私の問題。
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