あの日のオルガンの作品情報・感想・評価 - 28ページ目

「あの日のオルガン」に投稿された感想・評価

第二次世界大戦中の1944年、品川区の戸越保育所で働く保母の板倉楓(戸田恵梨香さん)は空襲がくることを恐れ、園児たちの疎開を考えていた。所長の脇本滋(田中直樹さん)が疎開先である埼玉県の寺を見つけ、楓たちは子どもたちを守るために疎開保育園を実施する。

実話を基にした作品。作品に登場してきた健ちゃんという子どもは現在も生存されているかた。

第二次世界大戦のことは教科書では習うが、疎開保育園というのはこの作品で初めて知った。実話を基にした作品というのもあり、子どもたちを守るために奮闘する保母さんの姿には心を打たれる。平成という平和な時代である今だからこそ、観るべきな作品ではないかと。また子ども=未来なのだと感じた。子どもたちを守るということは未来を創ることなのだと。実際に疎開保育園があったからこそ、1945年3月10日の東京大空襲を逃れて生きた子どもたちがいる。

戸田恵梨香さんのファンというのもあり、彼女のお芝居に注目。目のお芝居が魅力的な彼女のお芝居は、この作品でもその魅力が健在だった。微笑み、怒る、葛藤、絶望など、それらすべてを目だけでも表現できる彼女のお芝居にゾクッとしたほど。なかでも後半にある絶望のシーンは圧巻そのものだった。

彼女の出演作品の中で実話+戦争ものに出演したのは初。プレミア上映会で鑑賞できたというのもあり、戸田恵梨香さん本人の口からこの作品を引き受ける際の葛藤も聞くことができた。板倉楓は彼女が演じて間違いないと確信させてくれるお芝居だった。
faster

fasterの感想・評価

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皆さん観てください。戸田恵梨香大サービスすぎ。櫻子はライブでも演技でも櫻子だ
muu

muuの感想・評価

4.0
素晴らしかった。戦時中の大変な最中、子供を預かるという責任重大かつ重要なことをやりとげたことはもちろん、当時の社会的背景、疎開先とのあれこれ、人々の生き様を丁寧に描いていて、本当に素晴らしかった! 俳優陣のキャスティング、演技も素晴らしい。子役の子たちの自然で愛らしい姿も、演技と普通の絶妙なバランスで見ていて心地良かった。

保育に関わる方はもちろん、親目線から見ても多くの感動がある。秀作です。
随所で要らない台詞が入りそうで入らない、良い感じでした。
お子さん方は名演です。
nakatsugi

nakatsugiの感想・評価

4.8
テーマからして戦争子供感動ものでしょと思って高をくくっていたが予想を超えていた。史実そのものの説得力も強いが、脚本と台詞、言葉選びの巧みさ、スタッフのプロフェッショナリズムの発揮、大人数の子役を使ってこれだけの感情を定着できた僥倖、戸田恵梨香の進化と大原櫻子のこの上ないハマり方など、映画づくりの様々なケミストリーが見事に結合した。ラストの「満月の夕」にもやられた。そういえば今日は1月17日、阪神淡路大震災からちょうど24年だ。教訓は生きているのか、いま子どもたちは守られているのか、問いかけが響きわたる。李鳳于プロデューサーの魂を感じた。
Nerimarks

Nerimarksの感想・評価

4.3
戦争の悲惨さ、ではなくそういう時代の子どもたちを守ろうとした保母さんたちのお話。戸田恵梨香さんと大原櫻子さんのキャラが噛み合っていないけど物語的に相性がよくてかけあいを見守りたくなる作品。
#あの日のオルガン、今、偏差値が高ければ幸せになんておかしな教育ですよね、見て学びたいです。
IkTongRyo

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4.0
ありがたいことに試写会にご招待されたので鑑賞。
「戦争+子供」の映画は泣かずにはいられない😭いい映画ですねぇ〜

戦時中という超極限の環境で「子育て」「仕事」「後輩の教育」「上司からの圧力」「地域住民との交流」というブラック企業もビックリなストレスの連打に対応する主人公。現代の若者も十分共感できる内容でした。

大人がヒイヒイ言ってるのに、子供にとってはどこ吹く風感が印象的です。可愛い。

監督の経歴的にも、山田洋次監督の演出法や配役が色濃く出て面白かったです!

白黒だったら『二十四の瞳』っぽくなったのかな・・・
でも最近の視聴ユーザーには刺さらないか・・・
kenken

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2.8
一緒に行った母親は大号泣、大満足みたいだったが、自分は別に。
えりかさまが、役柄のせいもあるが大恋愛のときの様には活かされてない気が・・・まぁそうゆう映画でもないか。
 保育園の学童疎開、あの時代にこのような事例が存在したのか。今から思うと当然のように思うが、そもそも戦前から保育園が当たり前のようにあった時代ではないのだろう。
 みっちゃん先生の存在は、現代っ子があの時代に紛れ込んでいる感じがして、浮きぎみに感じるところはあるにはある。しかしこれは子供たちと同様にこの映画への安心感となっている。『二十四の瞳』のおなご先生にだぶってくるのが保育園児の疎開を提案した主任保母・板倉楓。この時代、最も弱い立場に立たされる幼児たち、東京空襲の最中、子どもと引き離される親の命も危うい。親の気持ち、未来のいのちをつなげる保母たちの思い。こんな時代に困難に立ち向かった人たちに賛歌を捧げた大切な作品だ。