ツタヤ

半世界のツタヤのレビュー・感想・評価

半世界(2018年製作の映画)
3.3
やることが無さすぎて映画を大量に鑑賞しようと目論んでいる今年のゴールデンウィーク。ただ、1発目から駄作だと計画がすぐに頓挫しそうなので、昨年のキネマ旬報ベストテンで日本映画第2位に選ばれたこちらの作品をチョイスしてみました。

う〜ん、過度な期待をしてしまったのかもしれません。良質な作品だとは思いましたが、平坦で退屈に感じてしまう時間帯も長かった。ただ、ラストに近い一場面はジンときますね。人生何があるか分からない。鑑賞後の余韻は強めでした。

個人的に気になったのが、炭焼き職人にしては稲垣吾郎の佇まいが都会的すぎる点と元自衛官にしては長谷川博己の体格が華奢に見える点。3人の潤滑油のような存在を演じた渋川清彦が一番役柄には溶け込んでいた気がします。

稲垣吾郎の息子役を演じた杉田雷麟くんは凛々しい眼差しとフットワーク軽いサンドバッグ打ちで印象に残ります。そんなサンドバッグ打ちが見られるエンドクレジットはいかにも「どついたるねん」の監督だなとニヤリとさせられました。
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