半世界の作品情報・感想・評価

上映館(10館)

「半世界」に投稿された感想・評価

tower1209

tower1209の感想・評価

3.4
池脇千鶴のおばさん感。あれはなかなか出せない。ラストの展開が衝撃だった。
Dick

Dickの感想・評価

4.3
❶マッチング:消化良好。
➋中年世代の悩みや苦しみがよく描かれていて共感出来る。絶賛とまではいかないが、お勧めである。
➌紘Hiroshi(稲垣吾郎)、瑛介Eisuke(長谷川博己)、光彦Mitsuhiko(渋川清彦)は、中学、高校の同級生で、39歳となる。紘の妻の初乃Hatsuno(池脇千鶴)も同年代である。
4人共、色んな悩みと問題を抱えている。一番気楽に見えた光彦たりとも例外ではない。
これから先の40年、どうやって生きていくのか?それを解決するのは、自分しかない。
❹自分や家族の食い扶ちを稼いで、生きていくのは大変なことだ。この映画を観てそう実感した。
❺もう一つ、親と子供の関係で、思ったことがある。母と娘、母と息子は、比較的順調なのに、父と息子の関係は、自分の場合も含めギクシャクしているケースが多いということ。そして、その原因は父性、母性の本質的な違いの他に、父親の努力不足があるのではないかと思う。
❻本作は三重県度会郡南伊勢町を中心にロケされていて、小生の馴染みのある場所が幾つか登場するので親しみが持てる。南張海浜公園、和具浦、宿浦、田曽浦等々。
❼本作の一番のお手柄は、稲垣吾郎扮する備長炭の炭焼き職人の仕事が、具体的に丁寧に描かれていること。
「山から原木を伐採する⇒下まで下す⇒窯まで運ぶ⇒枝葉を切り落とし、長さをそろえる⇒窯に入れて焼く⇒出来た炭を掻き出し灰をかける⇒炭を選別し段ボール箱に詰める⇒出荷する」
それ以外にも、アフターサービスや新規拡販等の営業活動も欠かせない。
手間暇がかかり、体力的にもきついことがよく分かる。後継者がいないという事情もよく理解できる。
❽キャラでは池脇千鶴がダントツ。炭焼き業の仕事面では経理と夫の手伝いを担当し、家庭では炊事洗濯等全ての家事を担当し、仕事一筋の夫の分を含めての子育てを担当し(いじめの対応も含まれる)、暇を見つけては新規拡販活動をも担当する。いやあご立派。
❾お気に入りのシーン:
①初乃が同窓会に行くと偽って、炭の売り込みに出かけて、知恵を絞って、新規受注に成功する。良い意味での内助の功である。
②瑛介がいじめを受けている中学生の明に、喧嘩(防御)のコツを教える。
如何なる場合でも暴力はいけないと否定する人がいるが、繰り返して暴力を受け、それを止めさせる手段がない場合、正当防衛の為に反撃することは、許容されると思う。相手の思い通りにならないことを知らしめることが必要と思う。
③光彦の自動車販売店がヤクザな客に襲われているところに遭遇した瑛介が、相手をコテンパンに「やっつける。
④ボクサー志望だった明は高校を卒業すると亡くなった紘の後を継いだらしい。炭焼小屋にはサンドバッグがあり、明が打ち始める。
はっぽ

はっぽの感想・評価

2.9
田舎が退屈であるという事を、改めて感じさせる作品であった。ただ残念なのが、映画自体も退屈なものとなっており、話に抑揚もなく、終わり方も酷く、詰まらなかった。長谷川博己さんと、池脇千鶴さんの演技は素晴らしかったが、とても無駄遣いに感じた。稲垣吾郎は雰囲気を出そうとしていたが、薄っぺらさがただただ目立った。
じゅんP

じゅんPの感想・評価

3.8
目の届く範囲、手の届く範囲から内へ内へと続く世界。その範囲を離れ、外へ外へと続く世界。この2つには本当は隔たりはなく、差があるとすれば誰がどの立ち位置からどれだけの範囲を見ているか、それだけだ。本当は隔たりのないこの2つを分けているのは、無自覚であり、無関心であり、不寛容だ。

内側の世界を守ろうとする絋(稲垣吾郎)。外側に目を向けず、自ら引いてしまった線の外に出て行こうとする大事なものを繋ぎ止めることができない。

内側の世界を疎かにした瑛介(長谷川博己)。何を守りたいのかが空洞化したまま外の世界と闘い、大事なものを見失い、真っ暗な内側をひとり彷徨う。

気づかない、気づけない者もいれば、それに気付き、繋ぎ止め、支える者もいる。内側の世界を守ることと外側の世界を守ること、内側の世界を変えることと外側の世界を変えること。不可分な理を認識し、目の届く範囲、手の届く範囲から外へ外へと影響を及ぼし、結果として大事なものを守る光彦(渋川清彦)と初乃(池脇千鶴)。誠実でまっすぐなアプローチで、それぞれの範囲を守り拡げる。

互いの見えていない範囲を照らし合い、ぶつけ合い、補い合う絋と瑛介。作用と反作用。歪で曲がりくねったアプローチは、焼いて冷まし、焼いて冷ましを繰り返し、少しずつ固まりゆく。2人の影響を最も受けるのは、一番近くで見て触れていた明だ。

何かが終わっても、綿々と世界は続く。何かが終わっても、それまで世界に及ぼした影響は、変わることはない。

芸達者なプロフェッショナルに囲まれて、ツッコミの間とか感情を急加速させるとこなんかは周りのキャストと比べると拙いんだけど、アイドルではなく俳優・稲垣吾郎がいたような気がします。
comiki

comikiの感想・評価

3.9
40歳目前の同級生3人が様々なことをそれぞれ抱え、再び再会し喧嘩をしたり、一緒に飲んだり。友情の物語を軸に家族のこと、仕事のことを描く作品でした。

稲垣吾郎さんがこんな役を演じるようになったんだなー、と事務所を離れたことを実感しつつ、長谷川博己さんの素晴らしい演技に圧倒されました。長谷川博己さんの来年の大河がますます楽しみになりました。

クスっと笑えるシーンあり、涙涙のシーンもあり、映画館で観て良かった。

劇場 No 67

「喜望峰の風に乗って」に引き続いて鑑賞👀
そして、この作品の後に「キャプテン・マーベル」(2回目 劇場 No 68) を 4DX 3Dで鑑賞...やはり 4DXはスゴかった🤯
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さて本作、久々に阪本順治監督作品🎞
「エルネスト」以来の作品で期待してました😄

三重で製炭所を経営する紘のもとへ元自衛隊員だった瑛介が姿を現わす👮‍♂️
妻子と別れてきて 沈み込んでいる瑛介を、紘は旧友の光彦と迎えれようとするが、紘自身も反抗期の息子・明との関係に悩んでいた😓
やがて、紘と打ち解けあい、製炭所の手伝いを始め出す瑛介だったが、ある事件が彼の過去を浮き彫りにすることに...🤭

「半世界」というタイトル...珍しいですね🎞
瑛介の過ごしていた自衛官という特殊な世界👮‍♂️
紘や光彦が過ごす世間一般の世界🗣
それぞれ何かが欠けている中途半端な世界のことを指しているのでしょうか🤔
そして、人はそれぞれ何かが満たされていない半端な世界で、家族や仕事に向き合い生きているということでしょうか🤔

実際、そのタイトルの通りに、紘、瑛介、光彦の3人の関係を中心に、息子の明や、反抗期の息子の扱いに悩む妻・初乃も加えて、各人の何かが満たされない「半世界」が淡々と描かれているようでした🎬

しかし、そんな主要人物のシリアスな部分を笑い飛ばすように、光彦の父親を石橋蓮司御大が演じられ、コレが妙にツボでしたね😄
まだまだお元気で何よりです😊

ラストの展開は少々意外だったのですが、久々に余韻が残る良質の人間ドラマでした📽
本作主演は稲垣吾郎。去年の「クソ野郎と素晴らしき世界」のピアニスト役は余り目立たなかったなあ。園監督のパートで、目立ったのは変な仮面の浅野忠信だったし。「十三人の刺客」での演技はフロック?
で、本作。これが、結構いい演技。アラフォーの苦悩を昔気質の男らしさ、ナイーブさを踏まえて表出。「甘えんじゃねえ」ってセリフもいい。
出演すれば、必ず持ってっちゃう感ありの池脇千鶴。本作でも、やっぱりそう。夫や息子への想いが、ガンガンに迫ってくる。
三人組のあとの二人、長谷川博己、渋川清彦も当然ながらいい。それぞれの違った境遇がこれまた迫りくる。ところで長谷川博己演じる元自衛官の瑛介が、稲垣吾郎演じる紘の息子の頭をポカリって、シーンがある。イジメへの対抗法をレクチャーするシーンもある。昨今の風潮から暴力行為として問題視されそうだが、瑛介の過去への執着やこの二人の関係の清々しさもあって、好感が持てる。この辺りも阪本監督の狙いなんだよね。
紘が備長炭を売り込みに行くホテルの支配人役に堀部圭亮。迷惑がるが、優しさも含んでいて名演技。元芸人で放送作家もこなすマルチな人。ホテルマン役がホント合ってる。ホテルマンが似合う俳優として、認定!
haru

haruの感想・評価

4.7
しみじみ。泣けた。
見終わった感想はとにかく悲しい。
歯車が噛み合った時には手遅れという現実。それでも未来へ向かっていろんな光は伸びていってる終わり方。悲しいけど力を持てる。

半世界というタイトルがすごい。自分の見えている世界だけで精一杯の人。沢山の世界をみて自分の世界の小ささを知りその現実に耐えられないもの。
自分がいる世界はどうだろうか。映画でたくさんの世界を垣間見ているのかもしれないが現実は狭い世界で生きている。広い世界を見ることも大事だが、人の世界を否定することは一番世界が小さい人なのだと思う。
yuu

yuuの感想・評価

4.0
エーーーっっっ!!!
びっくりしたなぁもぅ…💧

いわゆるレディースデイではあったけど、鑑賞者全員女子でたまげた。
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