中学か高校の頃に深夜帯に放映されていたのをたまたま観たのですあが、澄み切った青空にうら寂しい風景に魅了されたのを10年以上経ったいまでもはっきりと覚えています。ロシアというとドストエフスキーやトルス…
>>続きを読むロシア産の映画は初めて?な気がします。
北欧映画とはまた違う陰鬱さとドライさが1:1で成り立っていて新鮮でした。
寒々しい曇り空の下、閑散とした田舎街に住む弟イワンと兄アンドレイ。家族写真でしか思…
これはとんでもない映画だ。個人的にオールタイムベスト級だ。この映画を観た後に形容できない感情の行き場をしばらく見つけられなそうだ。そしてこの監督、自然の撮り方が素晴らしすぎる。ロシアの風光明媚と感情…
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そりゃあ兄ちゃんにはお父さんの記憶も少しはあるだろうけど、弟は全く覚えもなさそうだし、懐かないのも仕方ないのかなあ・・・なんて最初は思ってたけど、おいこの父親かなりビミョーじゃないか?
どんな子供に…
イワンとアンドレイの兄弟と、12年振りに帰った父との旅。兄アンドレイは好意的に接するが、弟イワンは素直になれず反発する。色々あって(笑)やがて目的地としてた(?)無人島へ到着するのだった。またそこで…
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かなり淡々とした描写が終始つづく。
最後、死んだ父がボートともに海に沈んでいくのをみて、二人の兄弟が、幼少期に離婚して家を出て一切会ってないうえ旅中もひどい扱いをしてきた父親のことを「パパぁ!」と泣…
突然帰ってきた父親に対する息子2人の感情が揺れ動く様を、旅を通して実にリアルに描きだされている。これだけでもうこの映画は傑作と言える。
あまりにミステリアスな父に戸惑う兄弟だが、兄と弟それぞれの立場…
傑作、ズビャギンツェフ天才かよ
イワンの父に対する嫌悪感が演技の節々から伝わってきてビリビリくる。ストーリーはシンプルながら、父と息子たちの会話劇と長回しのカメラワークと数多くの水のモチーフが、謎…