えびちゃん

芳華-Youth-のえびちゃんのレビュー・感想・評価

芳華-Youth-(2017年製作の映画)
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わかりやすい作品が観たくなったのでずっと気になっていた本作を鑑賞。
70年代の中国。文化大革命、中越戦争と激動の時代に青春を駆け抜けた文芸工作団の隊員たちの群像劇。文工団とは歌とダンスで兵士たちを慰問する部隊。
主人公のシャオピンは体臭が原因でいじめられ、ダンスでもペアになってもらえず孤立してしまう。唯一味方でいてくれたリウフォンに恋をするけど、時代の激流に飲み込まれてしまう。
ポスターヴィジュアルも切ないなぁ。水着ではない軍服の男女が…。
寮内の風紀を管理する政治委員に見つからないように蛍光灯に赤い布をかけ、みんなでこっそりテレサ・テンを聴くシーンの羨ましいほどの青春の眩しさ。
暗い時代でもきらきらひかる瞬間がたしかに存在する。
厳しい稽古と意地の悪いいじめのシーンを見守ったかと思えば、凄まじい戦闘シーンへ。中越戦争の長回しゲリラ戦闘シーンは息ができなくなるくらいつらかった。

感動したシーンもたくさんあるけど、力づくで泣かせられた感があるなぁ。めっちゃ性格悪いけど中国の資本のちからを見せつけられたっていうのが正直な感想。エドワード・ヤン監督のような質感を期待してしまったわたしが悪いのだけど。2019年ワーストだな。