ケーティー

ビルビーのケーティーのレビュー・感想・評価

ビルビー(2018年製作の映画)
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シンプルなストーリーながら、クライマックスの怒濤の絵の重ね方に面白さあり。


ビルビーが小鳥(雛?)をひたすら外的から守るという単純なストーリー。
序盤のビルビーが逃げるシーンでも見られる砂塵や風の表現がいい。
しかし、何と言っても最大の特徴は、クライマックスで出てくる怒濤の逃げるシーンの重ねだろう。モンタージュ的にビルビーたちがとんでもない状況で逃げる絵がひたすら重ねられていくその手法は印象的であった。

ラストの崖に落ちたビルビーのその後のシーンなど、予定調和的すぎるシーンもあるが、総じてテンポよく絵を楽しむ作品になっており、長編の前に同時上映される短編としては作品の長さなども含めちょうどいい作品だった。