ギレルモデルトロ監督が絶賛したというNetflixオリジナルのホラー映画。
幼い頃からの仲間4人組がスウェーデンの山奥の不気味な山小屋で一夜を過ごした後、得体の知れない何かに付け回される！
こういう人知を超えた何かの存在をチラつかせてじわじわと恐怖感を刺激しつつ、終盤にドーン！とその正体が判明するタイプの映画めっちゃ好き。「ウィッチ」や「10クローバーフィールドレーン」などなど。
主人公は山に向かう数ヶ月前に起きたある悲劇を引きずっており、その幻影が度々劇中登場する。なので彼がそれを克服し人間的に成長する話なのかと思ったら、ラストそれっぽい描写はあるんだけどこれといった変化を見せないまま終わってしまう。演出力の問題か正直言って後味は薄い。
「ザヴォイド」みたいにストーリーどうこうではなく前面に出された作り手の描きたいものに乗れるか乗れないのかが評価の分かれ目のように思う。
アレの造形は最高だった。
