マッターホルン

ボリショイ・バレエ in シネマ Season 2017-2018 「ロミオとジュリエット」のマッターホルンのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

ボリショイバレエはこれまで最高の技と、統一性、伝統を生かした美しい衣装など、どこをとってもため息しか出ない感嘆の舞台しか見たことがなかったが、これはちがった。例えて言うなら、フィギュアスケートのエキシビションを見ている感じ。中でも今季のハビエルフェルナンデスのハビエルマンのように、高い技術を持った人の砕けたコメディタッチの踊り。音楽にあわせて、いや音楽のリズム以上に早いスピードで詰め込まれた振り付けの数々。巧みな踊りなんでしょう、見る人が見れば、当たり前だけど素晴らしい一夜、でも私のなかではバレエは優雅で鋭くあってほしいという強い願いがあるので、全く期待はずれでした。音楽も趣味ではなかった。