東京のシンボルがついにタワーからスカイツリーに移った。歴史的瞬間だあ。これまで、暖かさとしても一役買ってた東京タワーに比べてスカイツリーってなんか残酷で現代とこれからにぴったり。
東京へのディスリスペクトじゃないですか、というか期待へのか。どこ行っても何者にかなんてなれない。ここはいつだって退屈。
車と田舎と何もなさ。自分の足で進まないと、何も得られない。誰かいませんかじゃ悲しすぎる。
最高や幸せを目指すものは孤独って言葉が響いた。
過去の楽しかったな、は大いに結構やけど、目が覚めた時に、今を虚しくさせてしまう危険性が高いんですかね。
閉塞感がたんまりで、作品自体がなんとなく自傷行為。個人的にはそれこそが邦画っぽくて好きなんですけど。
閉塞感は演出にもよるもので、ベタ引き。長回し。構図的に、彼らが見ているものは観せてくれない、ひたすらに見る彼らを観るって感じ。
刺激的なカットは無くて、
退屈なここを描いてるのかなと、そうじゃないと、退屈すぎる。
ほぼほぼ客観を強いられた。
それがラストの緩急になるけど。
安定の岸井ゆきの。柳ゆり菜は流石に高校生には無理あったかな。
音楽はフジファブリックですから。いい。あう。あと渡辺大知さんの歌と演技。やっぱり好みです。内容的にも、おかげさまで、ちょっと「勝手にふるえてろ」感があったけど。
未熟ってのは美味しくはないなと思いました。でも、まだ青いうちにどれだけ栄養と刺激を得られるかは大切ですね。大きく育つ。
原作を読みたくなるような好きなセリフは多かった。
私は私にとっての遠藤じゃないよね?
つまんない男よ。
楽しい。