香港映画で「空手道」となるとアクション映画を期待してしまうが実はアクション映画というよりも人間ドラマがメインである。空手道をThe Empty Handsと訳しているのも誤訳では?と思っていたのだがきっと主人公の空っぽな心と空手の訳をかけたのだろう。
主人公は空手の達人でもない普通の女の子である。その子が生きていく上で様々な困難に出会っていく。言わば青春モノの物語と言っていい。
それと、倉田さんの存在感が大きい。ブルース・リーの時代から香港映画で活躍された倉田保昭さん。こうして高齢になった今でもレジェンド扱いしていただいてる香港映画に感謝。