ホラーマニア斗真

ヘレディタリー/継承のホラーマニア斗真のレビュー・感想・評価

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)
4.9
祖母エレンが亡くなった悲しみを乗り越えようとするグラハム家では、不思議な光が部屋を走ったり、暗闇に誰かの気配がしたりするなどの怪奇現象が起こり始めるという、アメリカ発🇺🇸のオカルトホラー。

"ホラー映画史に残る傑作ホラー‼︎"
「コッ‼︎」がしばらく耳から離れない…🐦✂️

「2018年で最も怖いホラー映画」と評判になり、一気に注目を集めた本作品。ホラーファンだけではなく批評家などの業界人からも大絶賛され、「21世紀最高のホラー映画」とも言われている作品を今回はレビューしていこうと思う💀

感想としては、何かとんでもないものを見てしまったなという感想が真っ先に思い浮かびました。ホラー映画としての怖さ、伏線の嵐、巧みな脚本の完成度、視覚的な恐怖、精神的な恐怖、オリジナリティ等のどれも本当に素晴らしい。あまり怖くなかったとレビューしている方をちらほら見かけますが、ホラー映画に慣れている俺は個人的には怖かったよ…😱

本作品の中身を分かりやすくまとめるとしたら、悪魔の憑依を描いたオカルト要素、現実にありそうな家庭崩壊、適度にグロい残虐シーン(◯◯の首が電柱に…)等と1作品で色んなホラー要素を楽しめるという、贅沢な作品でした。また、ずっと何かが起こりそうな緊張感が始めから終わりまで続いていて、最近のジャパニーズホラーよりも怖かったです👍

あと、解説を読めば読むほどまた見たくなってしまうという中毒性の高さも実は見所の1つになっています。ストーリーが難解なため、1回だけの鑑賞で内容を理解するのは難しいと思うので、公式での解説を読んでから再鑑賞するのをオススメします。なぜドールハウスが舞台なのか、家庭崩壊した理由、女性だけ首を切り落とされるのか等の疑問に対して、色々と納得できるかもしれません🐦

というわけで、演技・演出・脚本などがどれも高い水準の作品であることは間違いないです。ホラーファンなら見て損はないと思います。ただ、好き嫌いが分かれそうな作品であることは確かです😈

※子供は親を選べない🧬