まとぅん

ヘレディタリー/継承のまとぅんのレビュー・感想・評価

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)
3.8
【悪魔的だァァ】
スリラー&ホラー祭り第2弾。
途中書いてて気づいた。
監督名、超早口で言ったら「アリアスター(ありがとござんしたー)!」
経堂駅前のコンビニ店員さんが言ってそう。ネタを思いつくのってこういう感覚なんかな🙄(細かすぎて伝わらない)


○A24スタジオ作品。このスタジオはホラーでなければ好きな作品も多い。ホラーでなければ。
アリ・アスター監督といえば『ミッドサマー』。内容がよく分からないから不気味で、怖いというより気色悪い印象が強い。


ー祖母エレンが亡くなったグラハム家。母に対して愛憎交じりの感情を持ってた娘のアニーは、夫、2人の子どもたちとともに淡々と葬儀を執り行った。その後グラハム家では奇妙な出来事が頻発。最悪な事態に陥った一家は修復不能なまでに崩壊してしまうが、エレンの遺品が収められた箱に「私を憎まないで」と書かれたメモを見つける...


○精神的にジワジワ来る系ホラーが結局1番苦手かもしれない。
悪魔崇拝には全く馴染みないが、カルト信仰の執着心の強さが気味悪い。祖母エレンも息子を犠牲にしてでも、悪魔ペイモンを呼び起こそうとしてたのも十分ヤバい。

伏線も結構張られていたようだ。一回観ただけでは全部に気づかんかったから、観終わった後に考察見ながら何回も巻き戻して探した😮‍💨

○母ちゃんと兄ちゃんの幻覚は夢遊病とマリファナのせいで現実と区別つかなくなったっぽいけど、マトモな父ちゃんめっちゃ理不尽で不遇で可哀想。
母ちゃん役トニ・コレット、表情の切り替えが激しく、特に「取り憑く」演技には驚いた。
高速頭突き(ヘドバン?)、アレは笑わせに来てる😂

○今年一感動した『CODAあいのうた』で知った「Both Sides Now」がEDで流れ、本編と穏やかな曲調のギャップに恐ろしくなったが、どうやら歌詞の意味が内容に沿ってるらしい。


アリ・アスター監督の頭どうなっとるんや...常人ではない。
『ミッドサマー』を観た後だからか、なぜか受け入れられてる自分もいる。好きなジャンルでも無いのに、なぜか観たくなる。アリアスター教に引き込まれているのか。

読んでいただきアリアスター!
まとぅん

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