ぐるぐる映畫

ヘレディタリー/継承のぐるぐる映畫のレビュー・感想・評価

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)
4.2
Filmarks試写会にて。

なんて不気味な映画なんだこれ…
今年一番ゾッとしたわ…
最近の洋ホラーには無いタイプのどこか和ホラー的な不気味さを感じる一本です。

本作で気づかされたのですが
霊的なモノって「来る」のでは無くてそこに「居る」ものなんですよね。
それがめちゃくちゃ不気味でした。

この一家が悪い方へ自分たちから向かって行くのでは無く運命に導かれるかのように悪い方へ悪い方へとだんだん流されていってしまうところや、決して派手さは無く淡々と進んで行くのですが、それが不気味というか1つ1つのシーンに何かが起こるんじゃないか?という不穏な空気を漂わせる演出がめちゃくちゃ上手いのでちょっとしたシーンでもビクってなるんですよね。

それにしても、この監督これが初長編なのにこのクオリティって凄えな…
今年No. 1のホラー映画と言われるだけありますよ…

追記:因みに彼が以前撮った短編映画も本作とは違った不気味さと気持ち悪さがある怪作です。家庭内での性的虐待の話なのですが…マジでゲロ吐きそうになりました…
YouTubeにフルでアップされているので一応リンク貼っておきます↓勇気がある人は是非ご覧になってみて下さい。
字幕が無い為、全てを理解出来てないのですが、それでも話の内容が伝わるという…恐るべしアリ・アスター!
https://youtu.be/sqyQMX4rwHs