NAOKI

ヘレディタリー/継承のNAOKIのレビュー・感想・評価

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)
3.8
今世紀最恐…と聞いた…

どうだか?…まったくノーチェックだったが…何か不穏な予感がして…観てきました…

「ヘレディタリー/継承」

面白かったのか?と問われたら…「全然面白くない」のに最後まで一瞬たりともスクリーンから目が離せなかったし、目と耳の集中力は最後まで途切れなかった…
これはモノスゴク面白かったと言えるのかもしれない…
3~4回身体中に鳥肌が立つようなシーンもありました。

人間…何が怖いって何かわからないものほど怖いものはない…
だからこれ以上は映画の内容については話せません…

そこでまったくこの映画の内容とは関係ない話をします。
見終わった後…強烈によみがえった1本の映画…
ヨルゴスの「聖なる鹿殺し」…
画面から滲み出るような不穏な空気と気持ち悪さ…
あのテイストを思い出しました。

もうひとつ…先日…実際にあった事件…
九州の小さな町で三世代にわたる一家6人が遺体で発見された。犯人はやはり家族の一人で犯行後吊り橋から身を投げて自殺しているのが見つかった。遺体のなかには小学生の女の子や首を切断された女性も…なんと自殺した犯人の娘と母親でした。

こういう事件を聞いてみんなはどう思いますか?
「なぜ…そんなことをするのか?いやその前になぜ可能なのか?」
生き残った人がいないので真相は永遠に分かりませんが…おれはこういう事件を聞くたびに「人の仕業」ではないと感じるのです。
この世のものではない何らかの力が働かないと…ごく普通の人間があんなことをするわけがないし…出来るわけがない…

この話はもちろんこの映画のストーリーとは何の関係もないですよ…

ただ…映画館からの帰り…車を運転しながらずっとこんなことを考えていました。

もちろんいつも以上に気をつけて安全運転で帰ったことは言うまでもありません。

コップを動かそうとか思っちゃダメだよ…
NAOKI

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