世評に違わずまあ怖いのである。傑作ホラー。
祖母の死をきっかけにある家庭が遭遇する恐怖。
ネタバレ禁止の映画なので、この程度しか書けない。恐ろしさの肝は霊とか死とかそういうことじゃなくて、この映画で起きる肝の問題がどこの家庭でも遭遇しうる事だから。
序盤のある事件が起きてしまった時の家族の長男の対応！「おま、そんな対応あるか！」と思いつつも、分からなくもないというかあんな現実直視出来ないでしょと思ったり。何というリアルさ、そして嫌さ。
ある問題を全く乗り越えられず、それ故に崩壊していく母の精神と家族の崩壊をホラーにしてみたという感じか。お話自体は『マンチェスター・バイ・ザ・シー』と同じなんだけどジャンル違うとこうも違うのかと。
もちろん、ホラー描写も凄まじい。数少ないファンダメンタルなガチなホラー。久々に嫌なものを観た（褒め言葉）。ホラー好きなら絶対観るべき。
