中盤で大きく話が動くのだが、これ以降何かが起こりそうで起こらない。
上映時間の大半はジワジワとこちらをなぶり殺すような描写の数々で、終始嫌ーな気分にさせられる。
ゴアがあることはあるが、不穏な空気を垂れ流すのがメインって感じ。ちょっとこの攻め方はジャパニーズホラーに通ずるものがある気がする。
トニ・コレットとミリー・シャピロは顔力が凄まじいな。これは親子だわ。
アン・ダウドの普通じゃ終わらないおばちゃん感は安定。こういうの上手いよな、この人。
ここぞとばかりに鳴るあの音の使い方が絶妙。不安な気分にさせる音楽もとても良い。
インディーズ感の強いホラーだと近年は「イット・フォローズ」も良かったけど、これもなかなかの快作だった。