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ヘレディタリー/継承のyのネタバレレビュー・内容・結末

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ怖かった。映像美、カメラワークが素晴らしい。
面白い。とても気に入りました。

ダイニングのワイドショットで照明がやらたとギラギラして見えるシーン、気まずさが際立ってその場にいるような気持ちになった。緑の壁も素敵でとてもお気に入りのカット。

トニ・コレットの迫真の演技。
よくあんな顔が演技で作れるね…本当にすごい。
正気から狂気までのじわじわとした変化の表現がリアル。
特に食事中のピーターと言い合うシーン、明らかに正常ではないけど人間らしさも出ている絶妙な状態で見応えがあった。

屋根裏部屋の戸に頭をバンギングするところ、首をギリギリするところも脳裏に焼き付いている…。

チャーリー役の子の演技も凄すぎる。

悪魔崇拝ものはあまり理解できなくて、これも解説を読んでなぜピーターが狙われたのか、なぜチャーリーが死んだのか、とかはわかった。
でもこの映画のメッセージとしては、せっかくピーターとチャーリーを愛する母親として、おばあちゃんからも守ろうとしたけど結局「継承」から逃れることはできない。
っていう絶望を表しているってこと?
全然違うかもしれないけど、とにかく悪魔崇拝ものでも面白くて楽しめる前例ができたから、今後もっとたくさんホラーを観ようと思った。
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