このレビューはネタバレを含みます
ホラー映画としての満足度がめちゃくちゃ高かったです。自分はこれ劇場で見るのはしんどいなって感じる程に怖かったです。「コッ」が無理。夜中に聞こえる小さな物音とか「コッ」に聞こえるよぉ…怖いよ後引いてるよぉぉ〜…。
散々先の読めない展開にビビらせて楽しませてもらったし、悪魔オチも嫌いじゃないので。最後首なしのオカンが空飛んでても気にならないくらいに、それまでが面白かった。
個人的にはもっと夢遊病とか乖離性同一性障害とかの方にオチを持っていって欲しかったけど、そっちは敢えてのミスリードだったのね…。
でもあのシンボルが何を指しているのか知っていたら最初から「ペイモンくるぞくるぞ〜」って思って見てるんでしょうか？だとしたらつまんないよね？？
見終わった直後はもうわかんないこと満載すぎだったので、自分で考えるの早々に諦めて考察色々読みました。考察好き(読む専)にはたまらない一作かもしれませんね。
でも結局お父さんなんで燃えたんだろ？そのあたりよくわかってない。まぁ電柱にぶつかるようにも仕向けられるし、なんでもできちゃうのか？？
あとちょいちょいいた裸の人たち…。あれ全部現実の生きてる人間だったってことだよね？違和感あったな。。
かなりお兄ちゃんの心情に見ている側が寄り添うように作られているのもあって、ずーっとピーターが可哀想でならないです。しかし顔がめっちゃかっこよかった…事故直後に車で涙を一筋流すシーンとかバクバク心拍数上がって、これこの先どうなっちゃうの！？って怖さもMAXなんだけど、めっちゃ顔がかっこよかった…。あのシーンでこんなこと考えてる私なんなんだよ…と思いつつも。
あとお父ちゃん好きだわー。完全に味方の安心感ある。
終盤ピーターが崩壊→何かに乗っ取られるって流れに最近見た「アップグレード」を思い出した。あれも最後は完敗乗っ取られエンドだもんね。
この映画の教訓としては「こちらが弱っている時に親切そうに近付いてくる奴を、容易に信用してはならない」ってことですかね。。
お母ちゃんの顔芸を見るだけでも大いに価値があったと思う…あの演技すごい…。
こりゃミッドサマーも楽しみです。
