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サムライと愚か者-オリンパス事件の全貌-のkyokoのレビュー・感想・評価

3.8
山口義正氏のルポルタージュを映画化したものだが、非常に分かりやすく、当時何が起こっていたのか、なぜ起こってしまったかを具体的に知ることができる。たまに演出がダサくなるのも楽しかった。

かなり面白かったが、スッキリはしない。
にやけた記者会見には怒り心頭。

とっちゃんぼうや風味のウッドフォードの顔が悲しみと憎悪で歪む。
寿司とツナサンドのくだりが切なすぎる。

ウッドフォードの社長復帰を目ざして仲間とともに闘っていた宮田元専務が最後に、この事件の三悪人のひとり・菊川について語るのだが、それがいかにも日本的で白けてしまった。

今国会で取りざたされている忖度構図そのまんまで、もはやこれは日本の文化だな。
これからも機密が詰まった箱を決して開けることなく次から次へと渡されていくだけなのだ。


公開初日には忖度まんじゅうが配られたそうだ。