くろひょう

CQのくろひょうのレビュー・感想・評価

CQ(2001年製作の映画)
3.0
うーん、親の七光り…使っちゃった?
(オリジナリティが無いかな〜?)

この映画を撮ったロマン・コッポラ監督は、みなさんご存知フランシス・フォード・コッポラ監督の息子さんです♪
(妹は「ロスト・イン・トランスレーション」でアカデミー脚本賞を受賞したソフィア・コッポラ監督です)

フィルマシスター、みつきちゃんのレビューを参考に、いくつかの作品をピックアップした中の1本です♪
(これから3本ほど観て行く予定です)

まず初めは「CQ」という映画にしました!
(「CQ」とは無線通信で、不特定の相手を呼び出す符号として使われているそうです)

映画の内容は「ハイライズ」に少し似ていて、2001年(現実)に1969年パリを舞台に来たるべき2001年(未来)を描いたSF映画「ドラゴンフライ」を撮る監督のお話です。
(この設定だけで"満足しちゃった感"が見て取れちゃう?)

監督あるあるが含まれたメタファー的な表現が多く「映画作るってこんなに大変なんだよ〜」とか「僕だってこんなの撮りたくないんだよ〜」とか、言い訳している様にも思えました(笑)
(クリエイター一家に生まれた苦悩でしょうか、かなりこじらせていましたよ…笑)

ストーリーは、プロデューサーのエンゾとSF映画「ドラゴンフライ」の監督アンドレイが、エンディングを巡り対立していた…
両者共に考えを譲らず、エンゾはアンドレイをクビにしてしまう。
そんな時に第2班の監督を務めていたアメリカ人青年ポール(ジェレミー・デイヴィス)に白羽の矢が立ち、監督を任される…というお話です。
(おそらくですが、このポールという青年に監督自身を重ねていたのでは…?と思います)

ヒロインは二人、劇中映画の主役ドラゴンフライを演じたヴァレンタイン(アンジェラ・リンドヴァル)と、ポールの彼女で同棲していたマルレーヌ(エロディ・ブシェーズ)です。
(お二人共に美人さんで、映り栄えするお顔でした)

映画を撮り進めて行くうちにヴァレンタインに心惹かれるポール…
その事に薄々気付くマルレーヌは、ポールの気を惹こうと頑張りますが…
(こういう時って、裏目に出ちゃうんですよね〜)

やっとの思いで完成した「ドラゴンフライ」のエンディングは?
ポールとマルレーヌ、ヴァレンタインの恋の行方は!?
(そんなに感動はありませんでしたが、一応決着が着きますよ〜)

ひと言で申し上げますと…
ロマン・コッポラくんだけが気持ち良いオナニー映画でしたね〜☆
(最後に酷評しちゃった!?)

でも、劇中映画「ドラゴンフライ」はめっちゃ面白そうだし、女優さんは綺麗ですので、興味がありましたら是非ご覧下さいませ〜♪
(ロマン・コッポラくんの初監督作品なので、大目に見てあげて下さいね〜)

最期に…
「ドラゴンフライ」に出てくる革命軍?のリーダー、ミスターE(ビリー・ゼイン)の見た目がまんま"チェ・ゲバラ"なんです(笑)
(スパイであるドラゴンフライと敵対しつつ恋に落ちる?みたいな…)

で、このビリー・ゼインという俳優さん…どこかで見たな〜と思っていたら!?
何と「タイタニック」で当時16歳のローズを嫁に迎えたいけ好かない婚約者キャルドンでした(笑)
(「山猫は眠らない」にもずっと出てるみたいですね〜)

オレンジさんへ業務連絡…
(胸毛を確認、胸毛を確認…繰り返す、胸毛を確認…)
くろひょう

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