MarySue

5時から7時までのクレオのMarySueのレビュー・感想・評価

5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)
3.7
癌検診の結果を待つクレオ。結果が出るのは7時。今は5時。この間に起こる出来事の2時間を追っていく話。

すごく地味…というかリアルというか何の盛り上がりもなく、ただただ時が流れていく。

フランスの街並みがとても綺麗だった…というくらいの感想しかないかな。

何だかな…もっとクレオの鬼気迫るような苦悩を描いているのかなと思いきや、意外と「あー、心配心配!!」と言葉通りには伝わってくるけど、それ止まりというか、深く考えればもう少し心に寄り添えるものがあるんだろうけど…。

この前買った『現代映画作家を知る17の方法』という本にこの作品が掲載されていたので観ました。と言っても本自体が1997年刊行というものだったので現代…かな?でもこの本にはクエンティン・タランティーノやスパイク・リー、デヴィッド・リンチなどの名だたる方々が紹介されていました。

中でも私の1番大好きなタランティーノ監督。刊行当時はまだ「ジャッキー・ブラウン」までしか公開していなかったけど、そこから破竹の勢いで世界に名を轟かせる一人になったというのは感慨深いものがあります。
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