5時から7時までのクレオの作品情報・感想・評価

「5時から7時までのクレオ」に投稿された感想・評価

Hawkwind

Hawkwindの感想・評価

2.5
フレンチ・ポップス歌手のクレオの一日を描いた作品。ヌーヴェルバーグのはしりのような作品で、物語は無いようなもの。
この作品、フランスを代表する作曲家でありジャズ・ピアニストでもあるミシェル・ルグランが俳優として出演した唯一のもので、出番は短いがピアニスト役でちゃんとセリフもある貴重な場面が一番の見どころ。
クレオ役のコリンヌ・マルシャンはブロンディのデビー・ハリーにちょっと似た美形で、この作品の後は『ボルサリーノ』に出た位でフェイドアウトしたのが残念。
eiganoTOKO

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4.6

このレビューはネタバレを含みます

花と植物の女神フロラ。
ギリシャ神話を引用した、実存主義の考察。
死の恐怖とはなにか。
死は事実だが、死=恐怖、死ぬことはネガティブなこと、は自明と信じ込んでいる思想をひっくり返す。本質主義への反抗。
自己の選択というアニエス・ヴェルダ監督のメッセージ、しかと受け取りました。
ヌーヴェルバーグ左岸派の実験は今見ても色褪せない。素晴らしいです。

作中出てくるトーキーに、ゴダールとアンナカリーナが出てる。
仲良しね。
この映像が、女を人形として扱ってるという痛烈なイヤミで笑った。
ゴダールや、旦那のジャック・ドゥミのほうが注目されてるし、お怒りはごもっともでござる。

ところで「5時から7時まで」というのはフランスでは不倫や浮気の隠語だ、という台詞が映画「5時から7時の恋人のカンケイ」に出てくるんだけど、本当なのかな?
事実なら、前半は不倫相手に翻弄され、後半は純粋な愛に死の恐怖から救われるという解釈であってんのかな?
ただ、ギリシャ神話によると、西風の神ゼピュロスがフロラをイタリアに連れて行き、フロラは花の神になったそうだけど、ゼピュロスは多くの妻を迎えていたという説がある。
そう考えるととても不穏なラスト。
監督いじわるだね。
実存主義を扱っている作品。

「実存」というのは、現にこの世界に現実に存在するということ、。他方「本質」とは、目に見えないもので、物の場合ならば、その物の性質の総体、要するに、どんな素材であるか、それはどのようにつくられるのか、何のために使われるのか、といったことの総体です。

例にペーパーナイフ、その製造法や用途を知らずにペーパーナイフという物を作ることはできない。ペーパーナイフとはどういうものかを、あらかじめ職人は知っている。だから職人はその本質を心得ながら、ペーパーナイフという実際の存在、実存をつくる。

人間の場合は逆で、生まれてきたが、本質が無く、自分で物事を決めていかなければならない。ということらしい。

「NHKテキスト」から

個人的な感想として、1人で歩いていると視線が気になることがある、それは思い込みと分かっていながらも気になる。
でも友達といる時、そんな事はないんだよな。
映画としての上映時間と、劇中で流れる時間が大体一致してるのが当時としては革新的。
死への恐怖は黒いサングラスのようなもので、何もかもが暗く感じてしまうけれど、一度それを取って仕舞えば、死は消えることがなくとも幸せは見つかるはず。
ミシェルルグランのピアノ なめらかでどきどきする
微笑

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5.0
傑作。
『シルビアのいる街で』を想起させるような(時代的にはこっちのが先だが...)街の息遣い。大きな窓硝子や鏡の反射などをフル活用した映像は、白黒ながらに下手なカラーフィルムよりも圧倒的に芳醇な映像を生み出している。随所に登場する車も、車窓の風景の運動感のみならず、キャメラの自在な移動で凡庸のそれとは一線を画す。
他にも枚挙に暇がないが、撮影がとにかく素晴らしい。
yadakor

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4.0
これ多分ロケだよな、映像自体に価値ありそう キャスケットかぶった男が紙袋にフランスパン突っ込んで石畳歩いてるようなイメージそのまま
クレオは肩がセクシー
全体的に車のマナークソ悪いのがなんか笑う
リカ

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3.4
課題用
New womanを上手に描いた作品。アメリもう一回観たいなー!
がく

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4.0
古いフランス映画は補正がかかってしまう。素敵さ補正。内容はそのまま。5時から7時までのクレオさんの様子を描く。病気への恐怖に震えている。

いや〜日常の中のちょっとした非日常を切り取った作品に弱い。よかった!

え、アンナ・カリーナ出てた⁉︎
as

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3.8
どのシーンも絵になるなあ 細かい オープニング好き
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