5時から7時までのクレオの作品情報・感想・評価

5時から7時までのクレオ1961年製作の映画)

CLEO DE 5 A 7

上映日:2017年07月22日

製作国:

上映時間:90分

ジャンル:

3.8

あらすじ

若く美しい歌手クレオは、癌検査の結果を待っていた。パリの街をさまよい歩くクレオは恋人、仲間の音楽家、女ともだち、見知らぬ兵士など、人々との交流を通して、これまでは見えていなかった世界に気付く。そうして心の安らぎを少しずつとり戻した2時間後、クレオは医師から検査結果を告げられる。

「5時から7時までのクレオ」に投稿された感想・評価

Hawkwind

Hawkwindの感想・評価

2.5
フレンチ・ポップス歌手のクレオの一日を描いた作品。ヌーヴェルバーグのはしりのような作品で、物語は無いようなもの。
この作品、フランスを代表する作曲家でありジャズ・ピアニストでもあるミシェル・ルグランが俳優として出演した唯一のもので、出番は短いがピアニスト役でちゃんとセリフもある貴重な場面が一番の見どころ。
クレオ役のコリンヌ・マルシャンはブロンディのデビー・ハリーにちょっと似た美形で、この作品の後は『ボルサリーノ』に出た位でフェイドアウトしたのが残念。
Norika

Norikaの感想・評価

3.5
09/23/2018
ikumi

ikumiの感想・評価

-
これは平常心で観ると催眠効果があってめちゃ不安なときに観るとちょっと落ち着ける自分にとってはそんな作品。
パリはただ憧れるには汚すぎて嫌いになるには美しすぎる、だから少しもやっとしながら徘徊するのにたぶんぴったりな場所。だからこれを観ると落ち着けるのかもしれないし、だからあそこはストーリーに溢れているのかもしれない。
Miver2

Miver2の感想・評価

5.0
5時からの出来事やその光景を数分毎に区切りながら、ギュッと凝縮されたような密度の濃い物語が抜群の面白さ。
そしてカット割りとその構図の美しさ、素晴らしさも含めて存分に楽しむ事が出来て最高だったこの作品。

物語が始まって、タロットのカードが印象的に並べられて行く中で、そのタロットの上に一つ一つ言葉が添えられて行くその撮り方に釘付けにならずにはいられなかった。
一気に物語に引き込まれて行く。

主人公が街へと飛び出し、様々な場所を巡って行く中で、喫茶店のシーンでのマネージャーさんなのかな?
その登場人物の人の立ち振る舞いがまた印象的で。
そして喫茶店のシーンが展開して行く中で、ここでもその撮り方やカット割りに思わずニヤニヤしてしまう。
言葉ではない所で物語を魅せる面白さに溢れていた。

そして主人公を訪ねて来た、作詞家と作曲家の人達なのかな、その人達がやって来て繰り広げられるエピソードが抜群に面白かったな。
あとこの時、それぞれの表情を撮る場面でのカメラワークが絶妙過ぎて、観ていて最高だった。

普段あまり衣装とかにはそんな気にしないのだけれど、この作品で服を着替えた時の主人公の佇まいの格好良さには釘付けにならずにはいられなかった。
美しさと格好良さを兼ね備えたその姿が素敵だったなあ。

後に主人公が友人の所に尋ねて行って、その友人が言ってた一言は格言みたいな感じがあって。
そして一緒に行った映画館で映し出されるゴダール監督とアンナ・カリーナが登場する短編を観れたのが嬉しかった。
「顔たち、ところどころ」でこの場面の事に触れていて、今回観るのが俄然楽しみになってたんだけど、ここは観ていて本当に楽しかったな。

そういえばこの作品は結構いろんな人がカメオ出演してたみたいだけど、アニエス・ヴァルダ監督も出てなかったかな?と少し気になっていたり。
そのモノクロームの映像と街並みはとても品があって、さりげなく美しかったりもして、とても洗練された映画だったなあと。

主人公があれは公園の階段なのかな?
その階段を降りて来る姿がなんだかとてもカッコ良かった。
そしてバスなのか、乗り物に乗って主人公と会話する場面がとても印象的だったりしながら、最後にこの物語の一番肝心な事を確認した所でいきなり物語が終わったのは正直、えっ?って一瞬だけなったけど(笑)

でもその終わり方にもっと続くはずのその先を観たくなるのと同時に、物語が終わって映画館から街に放り出されて放り出されるような感覚を覚えながら、とても心地良い深い余韻を噛み締めながら帰るこの気持ちはたまらない物があった。
とても良い映画を観た事を実感。

昨日は「顔たち、ところどころ」を観て、今日は「5時から7時までのクレオ」を観て、先月はシネマヴェーラで「幸福」を観ていたりもするのだけれど、どれもこれもが素晴らしい作品で、ここに来てアニエス・ヴァルダ監督の凄さと魅力を体感出来る事が嬉しく思う。

あまりの素晴らしさにまた忘れた頃に映画館で観てみたい。
文句無しに素晴らしい作品でした。
自殺までの時間を描いたルイ・マルの『鬼火』を思い出させる。
紫色部

紫色部の感想・評価

3.0
2018.9.11 CS

このリアルタイムな連続性が『シングル・ガール』へ?コリンヌ・マルシャンの女友達の走るフォーム(階段を上っていく)、公園に着いたコリンヌ・マルシャンのミュージカル的な振舞い(階段を降りていく)、後ろ向きに転んでパンチラするアンナ・カリーナのために車を追いかけるゴダールの走るフォーム(階段を上っていく)が最高。
すきなひとがいるということ、案外他人のほうが近くて遠くて近いから、すっと入り込めてしまうこと。無いものに憧れ、在るものに安心するということ。「でも真理は期待を裏切るわ」
アニエス・ヴァルダだいすきだけどなんかこれはダメだ何故だろうつまらなくてイライラしてしまった卍
市民の目線が素晴らしい
green

greenの感想・評価

3.5
冒頭のタロットシーンはカラーなのに、その後はずっとモノクロ。モノクロなのにとても美しかった。話は淡々と進んでくので途中眠気が。でもこれがリアルなのかも。時間の進み方とラストの切り方が素敵。
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