あかんわ、これはやられる。
やられんとこと思ったのに泣かされて完敗です。
竹内結子と中村獅童が出ていたオリジナルの「いま会いに行きます」は見てなくて、死んだ妻が1年後の梅雨の日に戻ってくる話ということで、ベタなラブストーリーがあまり好きではないし、去年に公開された時はコレはパスね…と思って見てなかったのですが、ベタでも何でも、お涙頂戴とわかっていても、頭痛くなるくらい泣いてしまいました。
これやっぱり、恋人同士じゃなくて、子どももいる夫婦の話なんで、母の立場、妻の立場で見るから、子どもが健気でたまらんのですよね。
若くして病気で亡くなり、1年経って息子も夫も前を向いて生きてはいるんですけど、寂しさや無念さを抱えていて、そんな中、死んだはずの妻が記憶を失っているものの戻ってきて、どれだけ息子や夫に愛されてたかを日々感じて、もう一度愛する過程も、2人が愛し合うまでになる甘酸っぱい思い出も織り混ぜて、ほんとに幸せなんですよね。
だから、この幸せがまた終わってしまう時が来る予感が悲しいし、息子や夫が自分を待っててくれて幸せいっぱいないのを見てると、もう一度別れないといけないのは本当に辛いし、置いていくのが心配だしで、そういうのが切ないんですよね。
すごく切ないんだけど、ちゃんと前向きで優しい終わりになってるから、見終わった後に爽やかであたたかい感動が残りました。
ジャージャー麺が出てくる作品の割には、上品で全て小綺麗なので、泥臭い韓国映画を好むようになってしまった今となっては、ちょっと綺麗すぎるなと思ってしまったりして、絵に描いたような完璧なのよりも、もうちょっとクセがある方がええなというところもありますが、ソン・イェジンの美しさを前にしたら、四の五の言わんとキュンキュンしたり楽しむべきだと思います。
冬ソナとか流行った韓流ブームの頃、wowowでドラマ「夏の香り」をやってたのを見て、そのソン・イェジンがめちゃくちゃ綺麗で、世の中にこんな完璧な美しさの人がいるんやなとウットリしたものでしたが、あれから15年も経った今でもやっぱり綺麗であんまり印象が変わってなかったです。
ソ・ジソプの作品は初めて見ましたが、病弱設定と大学生役にはさすがに無理を感じたものの、妻と息子を愛する優しくて誠実なパパぶりが良かったです。
しかし、林家ペーと同じジャケット着せるのは、いくらなんでもちょっとスベってたんちゃいますかね。
あと、パク・ソジュンのカメオ出演もおっ♡となって喜びました。
パク・ソジュンとソ・ジソプがねえ…！
それは意外な展開でしたが、きっちりと伏線回収もされてすっきりしました。
韓国映画というと、生臭いのとか骨太シリアスとかが多くなるので、たまにはこういうキレイ目なのも新鮮で良かったです。
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