このレビューはネタバレを含みます
ラスト怒涛の笑い。叫ぶシーン不要なんだよな、なんで叫んだし。着の身着のままでフィンランドまで行って、ヒッチハイクして、サンタみたいなおじさんの赤い車に乗せてもらって、倒木でこれ以上進めないってなるや、車から降りて飛び越えて雪深い森を走っていくってどういうことだよ。
薬を飲むときのあやみの顔。1年間で3回フィンランドに行く女。100万円もらえるだけでなく中条あやみと付き合えるってどゆこと。
発作を起こすとき、ずっと胸を押さえていたのに、なぜ最後だけ頭を押さえたのか。どこの病気だったんだ、いったい。
とかなんとかいろいろ言いたいことはあるし、ラストのあやみのセリフにもド肝を抜かれたけれど、いまとなっては「あのセリフってめちゃくちゃ切ないんじゃないかなあ……?」と思わなくもないんだよな。あやみの病気は治らないし、治らないこともわかっているけれど、治っちゃいそうなくらい幸せだってことなんじゃないかなあって。だからご年配の方たちにもウケたんじゃないかな。