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詩季織々のchangyeのレビュー・感想・評価

詩季織々(2018年製作の映画)
3.0
以前にニュースで、この映画を紹介してるのを偶然見た。この監督がインタビューに答えてた。「中国は今どんどん変わってきていて、若い人の生き方も変化している。都市開発が進み、昔ながらの中国の古い風景が失われている。日本の素晴らしいアニメ技術で、古い懐かしい中国の良さを残してほしかった。(要約)」みたいなことを言ってた気がする。
そのときは、自分がこれを観ることはないだろうと思ってたけど、まさかNetflixで公開するなんて!ビックリ。

ということで観ました。
うん。本当に美しい画。
上から降る雨。
米粉のスープ。
北京の都会的な町並み。
田舎の老街。
上海の石庫門の古い家。
それに対してきらびやかな上海都市部の
の街の光。

本当に美しいんだけど、ストーリーが弱いかな。TVアニメならいいけど、映画館で代金払うのはちょっと。。。

私的に一番よかったのは、①米粉ストーリーでした。中国の商売の様子がリアルでいい。
③カセットテープの話は、切ない青春が可愛い。
②モデルの回は、何も感じるものがなかった。

でもこれは、わたしたち日本人より中国人の方がいろいろ感じることが多い作品なんだと思う。


中国語の勉強のためにと、最初、音声:中国語、字幕:日本語にして見てたけど、字幕の切り替わりが速くて速くて追い付けない!!画を見ている余裕がない‼
中国人の聞き取り力はスゴイと思った。
文章スピードがめっちゃ速い。余韻に浸る暇なく、次の文章が出る。
中国語は短い語数で表現できる分、語数を多く使う日本語を当てはめると時間が足らないわけで。。。

邦画の音声スピードがこんなに速かったら、わたし日本語でも理解できないまま場面が切り替わっちゃう気がする。
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