ねぎおSTOPWAR

詩季織々のねぎおSTOPWARのネタバレレビュー・内容・結末

詩季織々(2018年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

うーん・・どのスタンスで書こうか迷う!

絵の作りはいいんです。日本で放送されるアニメだってずいぶん前から中国で作っているのだから、レベルは大丈夫。

今作で最も腑に落ちなかった点は特にうしろ2作の主人公の性格設定。
わたしは、率直に感情移入が出来ませんでした。
心の内を覗き込むと、その理由のひとつは日本と中国のメンタリティの差ではないかと思うに至りました。個人の感想なのでご容赦ください。

そこまで中国文化を深く知るわけではないですが、
「初恋のきた道(我的父母)」
「君のいる世界から僕は歩き出す」
を観た経験、感覚からするとどうもダイナミックに感じるんですよね。心の機微の粒が粗い。
もう少し言うと、ファッションショーのお姉さんの心の揺れの振幅に付いていけない。軸の強さで生き抜くという意味ではとても中国の方っぽいとも思うのですが・・。
最後の作品のあの二人の心のずれって典型だと思うんです。今まで観た中国関連作品に割と共通するのですが、すれ違う話好きですよね。そしてその乗り越え方がたぶん日本人と違う。

日中の若手監督・・・という企画らしいですが、逆に言えばピンで勝負できないと制作側が思っているってことですよね。その通りだと思います。
少なくとも秒速・・等は小さくても細くても単で出ていました。