エビフライ

詩季織々のエビフライのレビュー・感想・評価

詩季織々(2018年製作の映画)
3.5
3部作、全編1時間半ほどの長さなので気楽に見られます。
どんどん話が展開していくというよりは、何気ない日常の生活を舞台に少ないヒントの中から見たものが味わい、解釈し、観賞後に余韻を残すといったタイプの作品です。

1部目は私にはちょっとわかりづらかった。ノスタルジーなのかな。
セリフが長くて無駄がないから、聞き逃さないように!と気合を入れて観てしまった分、味わえなかったのが残念。
時間は過ぎるけど、思い出は自分の中で残り、過去が今の生活を彩り..みたいな感傷に浸る話なのかな。

2部目は姉妹の話。恋も仕事も行き詰った主人公が何が大切かに気づき、自分を取り戻すみたいな話。こっちの方がわかりやすい。

3部目は切ないですねえ。10代の頃に好きなこの前で素直になれなかった。仕事に忙殺される中、ふと昔を懐かしく思う。甘酸っぱい。
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