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洗骨のmiのレビュー・感想・評価

洗骨(2018年製作の映画)
3.0
企画、テーマが非常に優れている沖縄の風習にまつわる話。
こんな風習あるんだなと感心させられた。
それだけに、もう少し脚本を何とかして欲しかった気持ちが強い。
いちいちコミカルなシーンをいれすぎるきらいがあり、せっかくの感動的なシーンを台無しにするところも見られた。
芸人としての性なのか、もう少し緩急をつけられれば良かったのに。
洗骨の説明も唐突でかなり説明くさかったし、本の粗が目立ってしまったように思う。

ただ、観せたいものや伝えたいことは意外と言っては失礼だが、明白だったように感じる。

気になったところとしては、とにかく編集がよくなかった。
無駄な切り返しや、ズームズームの連続があったり、音楽がプツンと切れたりと、気になり出したら止まらなかった。

役者陣の演技は素晴らしく、
奥田瑛二がジューシーを頬張るシーンなんか凄く良かった。

心温まる「命」にまつわるいい話なだけに、傑作になり損ねた感が強く残ってしまった。


2019劇場鑑賞20本目
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