松波庄九郎

洗骨の松波庄九郎のレビュー・感想・評価

洗骨(2018年製作の映画)
4.5
「ガレッジセール」のゴリこと照屋年之が脚本と監督を手がけた作品。風葬・洗骨が風習として残る沖縄・粟国島が舞台。
妻を亡くした夫、母を亡くした兄妹が洗骨のために集まる。夫は未だに妻の死が受け入れられず、子供たちもそれぞれ事情を持っている。
テーマは重いが、其処此処に笑いを入れて深刻になり過ぎない。クライマックスはやや手垢がついた感はあるが、心が洗われるような映画だった。出演者の中では、兄役の筒井道隆も良いが、大島蓉子がほぼ主役級の存在感であった。