英題: Senkotsu
訳: 洗骨
ー 家族をひとつにしてくれたのは、骨になった母でした——。
展開や台詞回しはよくある感じ。
なんかこう来そう…って思ったら多分そうきます笑くらいのベタな感じで超ノーマル。だけど役者さんがみんな良かったし、何よりも、扱う「洗骨」という風習がユニークなため、十分グッとくるものがあった。
ちょっとやり過ぎかなと思ったQ太郎も、意外と後半は絶妙な中和役になっていた。
この「洗骨」、賛否両論あるだろうけど、自分はどちらかというと賛。薄っぺらい理由しか言えんから書かんけど。
youtubeに洗骨のドキュメンタリー番組があったんだけど、そこに出てきた子どもがおばあちゃんの洗骨をしてて、その子の反応がめちゃくちゃ胸を打った。
初洗骨前の「怖い。死んだ人の骨は触りたくない」からの、頭部の骨を持たせてもらった時の眼差しと、洗骨後のインタビューでの言葉が出てこない様と自然な涙。
確実にこの子は何かを学んだんだと思った。
とても意義深い儀式だと思った。
2020/5