洗骨の作品情報・感想・評価

上映館(30館)

「洗骨」に投稿された感想・評価

miyagi

miyagiの感想・評価

3.0
企画、テーマが非常に優れている沖縄の風習にまつわる話。
こんな風習あるんだなと感心させられた。
それだけに、もう少し脚本を何とかして欲しかった気持ちが強い。
いちいちコミカルなシーンをいれすぎるきらいがあり、せっかくの感動的なシーンを台無しにするところも見られた。
芸人としての性なのか、もう少し緩急をつけられれば良かったのに。
洗骨の説明も唐突でかなり説明くさかったし、本の粗が目立ってしまったように思う。

ただ、観せたいものや伝えたいことは意外と言っては失礼だが、明白だったように感じる。

気になったところとしては、とにかく編集がよくなかった。
無駄な切り返しや、ズームズームの連続があったり、音楽がプツンと切れたりと、気になり出したら止まらなかった。

役者陣の演技は素晴らしく、
奥田瑛二がジューシーを頬張るシーンなんか凄く良かった。

心温まる「命」にまつわるいい話なだけに、傑作になり損ねた感が強く残ってしまった。


2019劇場鑑賞20本目
perimck

perimckの感想・評価

4.3
笑って泣けて、とても良い作品だと思います。

奥田瑛二さんは本当に素敵な役者さんですね。
そして信子おばぁ!あぁいう強くて優しい人、カッコいいです。親戚や友達にいてほしい。

洗骨の事はこの映画で初めて知りました。大切な人の死と否応なしに向き合い、これまでの感謝や愛を形にするかのように骨をきれいに丁寧にひとつひとつ洗う。辛いけど、しっかりと命と向き合い、その後の生き方まで変わるような素晴らしい風習だと思います。

沖縄のあたたかみのある歌に包まれて、沖縄の風まで感じれるような素敵な映画でした。
yuko

yukoの感想・評価

3.3
2019.2.28 ディノスシネマズ札幌劇場

元になった短編の「born、bone、墓音。」の方が好きだった。
奥田瑛二の情けなさばかりが目に付いてしまって。
離島生活のあるあるとか、細かいところはクスッと笑えた。
2019.03.13 新宿ピカデリー
no58

no58の感想・評価

4.8
驚くほど良作映画でした。

笑いと涙の場面が、ちょうどよく組み込まれていて、笑えるし、泣けるしで、監督の力量を感じた。

奥田瑛二さんの駄目親父っぷりが素晴らしく、最愛の妻を亡くした悲しみがヒシヒシと伝わってきた。

洗骨は究極の愛情表現なのだろう。
とっても良かった!!
てるや

てるやの感想・評価

3.4
考えさせられる箇所と笑いの緩急が良かった
ラウぺ

ラウぺの感想・評価

4.0
ゴリって誰?な私ですが、この映画はなかなかの良作。

母が死んで4年、父は酒浸り、娘は未婚で身重、長男は何事か問題を抱えている様子。
バラバラの家族が母の洗骨を機に次第に絆を取り戻す・・・というベタなストーリーですが、泣かせるところと笑い、緩急のバランス、洗骨の場面を物語のピークにもっていく語りの巧みさはお笑い芸人の余芸などと言ったら怒られてしまうでしょう。

なかでも奥田瑛二のダメ人間ぶりから妻を亡くした男の悲しみが滲み出るところなど、それだけでもグッと来るものがありました。
長男役の筒井道隆も久しぶりに姿を見た気がしましたが、最初は井浦新っぽいぶっきらぼうな演技から次第に昔の筒井道隆っぽい柔らかな表情が現われるところなど、ちょっと難しい立ち位置の中で良い演技をしていると思いました。
水崎綾女も「光」の頃は役があまり板についている感じがしなかったのですが、今回は大変印象的なヒロインを好演していましたし、大島蓉子をはじめ鈴木Q太郎など、個性的な脇役もなかなかの好演が光りました。

ちょっとベタ過ぎてアート系の作品のような捻りはまったくないので、全てが予定調和の中に納まる展開は新鮮味に欠けるのも確かですが、ハートフルなドラマとして鉄板な仕上がりの本作が劇場で人気なのも納得の内容だと思いました。
「ガレッジセール」のゴリこと照屋年之が脚本と監督を手がけた作品。風葬・洗骨が風習として残る沖縄・粟国島が舞台。
妻を亡くした夫、母を亡くした兄妹が洗骨のために集まる。夫は未だに妻の死が受け入れられず、子供たちもそれぞれ事情を持っている。
テーマは重いが、其処此処に笑いを入れて深刻になり過ぎない。クライマックスはやや手垢がついた感はあるが、心が洗われるような映画だった。出演者の中では、兄役の筒井道隆も良いが、大島蓉子がほぼ主役級の存在感であった。
nichi

nichiの感想・評価

4.2
めちゃくちゃ良かった。ウチナーンチュは見るべき映画だと思う。
ほぼ泣くか笑うかで、終わった時は顔が疲れた∩^ω^∩

島の風景とか、方言とか、家と庭の雰囲気とか、変なしきたりだったり、親戚や近所の人との関わり方とか、自分の幼少期と重なって懐かしいような、切ないような。。。。

私の田舎も昔は洗骨という風習があったそうな。その話を聞いた子供の時は、気持ち悪いなというのが印象だった。
映画では怖いというよりも、とても大事に優しく洗骨していて、そうする事で始めて愛する人の死を実感して乗り越える事ができるのかもしれない。

他人の骨は怖いけど、大事な人の骨はきっと怖くない。悲しいけれど、愛おしいものなのかなと。
>|