洗骨の作品情報・感想・評価・動画配信 - 4ページ目

「洗骨」に投稿された感想・評価

Tak

Takの感想・評価

3.3
途中までは面白かったけど、
終盤はちょっとやりすぎだと思った。
ラストカットなんか特に。

それでも今までの吉本芸人監督とは
一線を画すレベル。
沖縄が舞台のドラマを作り続けて欲しいね。

あんなしょぼくれた役の奥田瑛二は
初めてみたけどよかった。
yoruichi

yoruichiの感想・評価

3.9
笑いの部分を挟んで 重くならずにほっこりさせる。実際は この映画のように 綺麗な進行にはならないとは思うが 死の儀式を法律で制限するのが 少し残念な気がしてしまう。
EDDIE

EDDIEの感想・評価

4.5
シリアスになりがちな主題を適度な笑いを織り交ぜながら良質なヒューマンコメディに落とし込んだ良作。生命を繋ぎ我々が生きる価値をわかりやすく明示してくれた。

ガレッジセールのゴリこと照屋年之監督の作品。公開当時は劇場に観に行こうと思いながらも後回しにして逃してしまった作品です。
U-NEXTのポイントが貯まっていたので、新作映画もレンタルしてみてみようと思い手を伸ばしたら、期待した以上に良かった…。

日本映画にありがちな説明台詞で語ってしまうという部分が大いにあったのでそこは気になったものの、それを除けば個人的には完璧でした。
「洗骨」とは、一度土葬あるいは風葬などを行った後に、死者の骨を海水や酒などで洗い、再度埋葬する葬制のこと(Wikipediaより)。
沖縄や奄美大島に伝わる風習で、死者を弔うというテーマ性を持ちながら、適度にいやらしくない程度に笑いを織り混ぜてくるところが凄く良かった。

妻に先立たれ酒に溺れる父・信綱を奥田瑛二。
東京の大手企業に勤めながらも父とはすれ違いの連続の長男・剛を筒井道隆。
名古屋で美容師をしながらも出産間近の妊娠した姿で故郷に戻ってくる長女・優子を水崎綾女。

この家族のバラバラしたところに、島の部外者が突然やってきます。
この配役には驚きました。キャストを見たら載ってたんですが、初登場時は「おまえかーい!」って感覚。
辛気臭い家族の間に空気も読まずに会話を挟み笑わせてくれます。ときどき滑ってるのもあったけど、それも愛おしいと感じるほど愛着の湧くキャラでした。
キャストを見ればわかるんですが、初登場時の驚きをこれから観る方には味わってほしいので敢えて書きません。笑

あとは大島蓉子が演じる信綱の姉・高安信子こと信子おばちゃんの存在感が強すぎました。
最初は文句ばかり言う親戚のおばちゃんかと思いきや、映画の中でも特に重要なポジションを務め上げ、島の人々から後ろ指刺されるかのような陰口を言われる優子を庇うところがとても格好よかった。

島国で町の人々みんな知り合い状態ですからね、噂は悪く伝わるとどんどん伝播していくわけです。
最初は居心地の悪そうだった優子も、信子おばちゃんのお陰もあって徐々に笑顔が増えていくのがよかった。
優子を演じた水崎綾女もホントによかったですね。前述した登場人物はみんな重要人物なんですが、彼女は特に本作にはなくてはならない存在。表情の変化の付け方や感情の載せ方が上手いなぁと思って観てました。

あとは映画的な撮り方の構図が好きでした。特に家族団欒のとき。
前夜に一悶着あった直後の朝食シーン。前述した部外者と父・信綱2人が座っているシーンはその画だけで笑えました。

死者を弔う洗骨という儀式、そこに新たな生命が繋ぐ人と人の繋がりを描く良作。
純粋に物語の世界観に浸り、笑い、感動して涙することが自然にできる映画でございました。

※2020年自宅鑑賞5本目
りか

りかの感想・評価

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沖縄の離島の風習。
いのちや死の見つめ方。
島にあの世とこの世があるの面白かった。
みわ

みわの感想・評価

-
2019-284

美しい作品だった。
コミカルな面もあり、とても観やすかった。

風葬の後、骨を洗って納める。
清らかで神聖なもの。

理解しあえない家族が洗骨までの数日かけてまた互いを認め合うようになる。

大変な風習だけれどこの慣しがあるからこそ土地や人との関わりや絆が強い。

ベストアクトはおばさんだなあ。

ためになったし面白かった。
死との距離が遠くなって久しい現代の社会だが、そんな日本にもまさに死そのものとこんな風に向き合う文化が残っている事に感動に違い驚きがあった。

死んでから4年という時を隔てた後に改めて向き合うというところにも意味を感じる。骨を洗うという行為はほとんど自らの生を慈しむ行為にも見えた。母(妻)の死からの家族の痛みや混乱が洗骨を通して、再生していく流れも骨太。

ところで映画としてもゴリの初監督とは思えない完成度には驚いた。手練手管に感じてしまうところが多々あった。少し緩みがちになってきたところで何かしら新たな展開が起き、別の視界を開く。そして単調に見える音楽も非常に効果的に使われていて感心した。映像も光と影の加減、縦と横の構図。カット割など見事な出来栄え。

芸人としての気配りというか、観客への気づかいが遺憾なく発揮されているのだろうか。次回作が楽しみだ。
a

aの感想・評価

5.0
レポートのために鑑賞

沖縄の独特な風習、『洗骨』を家族の再生をテーマに描いたのがとてもよかった
malu

maluの感想・評価

2.8
お笑い芸人が映画でやるコメディ演出って全然面白くないのは何故だろう。
洗骨

家族をひとつにしてくれたのは、骨になった母でした。

そこにしかない風習が、そこにしかない物語を生んでいく。
家族がまたひとつになることは、この洗骨という風習がある中で、それぞれが家族と自分に向き合わないと決して実現することがなかっただろう。

洗骨とは、土葬か風葬した死者の遺骨を数年後に洗って清め、再度埋葬する風習のこと。かつては沖縄県全域で行われ、現在は粟国島に残っている。

本作はその栗国島を舞台に、洗骨を皮切りに家族がひとつになっていくまでを描く。

洗骨は大切な人だった人の骨の姿を見ないといけないわけだから、人によっては本当に辛い風習であると言えよう。

それでもそんな風習があるからこそ、思い出が風化させられなかったり、そんな大切な人に見せる姿をちゃんとしていくために自分や家族と向き合うきっかけが生まれることもある。

家族全員が亡くなった母を大切に想っていて、それだけかけがえのなかった人だからこそ、それぞれの生活がある中でも、母を起点に家族が語られていることが多く、母の洗骨に対しての思い入れが物凄く強かったように思う。

その一方で、母が亡くなったから生まれた家族の亀裂もあり、それが家族がひとつになれずにいた所以でもあった。
それだけこの家族にとって母の存在が大きかったことがあらゆるシーンからわかる。

家族がひとつになれない理由は、洗骨までの間の過去を振り返るシーンなどにおいて明らかになっていくが、家族それぞれに事情を持った上でのそれであった。

そこに都会と栗国島との生活環境や前提の違いがしっかりとわかることもあり、それらが家族全員が本音を伝えることを拒んでいた原因の一つでもあった。
いわゆる世間体が大事な世界観の中で、都会では当然のように起こってることがなかなか受け入れられない島でもある。

それでもそれをわかってもらえるように向き合っていく中で、家族はもとより島民の間にもとても温かくて強い絆が生まれていく。
出会ったらそれはもう仲間であるという母の教えとリンクするように家族がひとつに、はたまた島民全員が家族のように繋がっていく展開。

最後に訪れる洗骨中のカタルシスは、実は母と通じていて、それがより島民がひとつになっていくことを映し出すかけがえのないシーンとなる。
あのシーンが今までの全ての集大成として表されていて、そこで物凄い感動が押し寄せてくる。
そのシーンのリアルな描写に思わず涙が溢れた。

シリアス過ぎてもなく、コミカル過ぎでもなく、絶妙なバランスを保ちながらユーモラスに物語が進んでいくお笑い芸人らしい脚本がとてもよい。
これは誰にでもおすすめできる家族映画。

その島ならではの音楽もとてもよい具合に映画にマッチしており、鑑賞していてとても心地よかった。

家族がそれぞれに敵対心や不信感を持っていた前半が嘘のようにひとつになっていく物語はやっぱり素敵だ。
じんわりと沁み渡ってくる素敵な映画でした。

家族がひとつになっていく物語という意味で、直近鑑賞した中でも『ひとよ』っぽさがあったけど、(どちらもよい作品であること前提で)描き方とかはこちらの方が好きだったなー。
なんかより現実味があって(どこかにありそうな感じがして)入り込みやすかった。

P.S.
映画『光』の演技で惹かれた水崎綾女が本作でも物凄くよい。
もっと色んな映画に出て欲しい。個人的にはとても魅力的な女優だと思います。
奥田瑛二のダメな父親の演技もよすぎた。
やっぱり特筆すべきはこの2人ですかね!
まさかの鈴木Q太郎がその役で出てくるのねって感じで不覚にも笑ってしまった。
沖縄の方の風習で亡くなった方の遺骨を数年後に取り出して洗う #洗骨 と家族のお話。監督はガレッジセール ゴリ 。
2019年映画 060本目
#粟国島 #三線 #泡盛
#風葬 #邦画 #yoshimoto