このレビューはネタバレを含みます
こんな風に人を愛することができたらもうそれだけで、とはじまって10分くらいで涙目にさせられたのだけれど、これこそが罠だったわけで、これはまたインドの方からヤバいものが飛んできやがったなと。
愛ゆえに、と聖帝もおっしゃられており、人を愛せるがゆえに主人公は追い詰められ、やっとその愛することの力を理解してくれる相手とめぐりあえても、主人公の愛に応えるよりも自分や体面を優先せざるを得なかった妻との愛も本物だったのだから、ゆえに道を違える以外選択肢はなく、と、もうスーパーヒーロー映画の筋としてツボすぎて結局終わりにまた泣かされてしまい、コーラLで膀胱パンパンなのに人目が気になって立てなくなってしまった自分はなるほど愛を理解できない側なのだなとわかってしまってまいっちんぐ。
同じ問題で何度も話の谷間を作っていたり、そこでそんな楽しげな調子でミュージカルっちゃうと作品のテーマがふんわりしちまわないかいとちょっと思ってしまったりと、ところどころもっさり風味ではあったけれども、まあ、まあ。