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パッドマン 5億人の女性を救った男のRYOのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

それなりに長くは感じたけれど、その分中身が濃かった。

女性の障りに関して、国や慣習が違うと、がたった1人の妻の為に起こした行動がこうも排他的に捉われるのかとびっくり。
個人的にガヤトリだけは味方になっていて欲しかったけれど、そう思ってしまうのもやっぱり慣習の違いなんだろうな。

辛い時に味方になってくれたパリーだったけれど、彼女と一緒にならなかったのは残念。
途中の夜のシーンでも男女の関係を一切匂わせなかったあたり、やっぱり最高のビジネスパートナーであり、顧客だったんだなと。
ラクシュミの根底にある、大切な1人を助けたいという気持ちを慮ってくれたパリーは凄いと思った。

実話ベースということで、この結末を迎えるまでに実際はどれ程の苦労や困難があったのだろうかと考えると感動もひとしお。

ラクシュミは根っからの職人だったんだなと思うと同時に、努力が報われる展開は心地良いなと改めて感じた。

現在彼の発明した機械が、インドでは5200台も稼働しているそう。
奥さんとの誤解も解け、現在は初潮が来た女性の所へ生理の説明とともにナプキンの普及を手伝ってくれているというインタビューを見て、彼の在り方に改めて感心した。
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