妻を想う優しい主人公が、インド全体のデリケートな改革に関わっていく実話。
ピュアすぎて変態紙一重な行動力を持つ発明青年ラクシュミ。女性問題にただ一人立ち向かうのだが、当然理解は得られるはずはない。彼の心は女性が不衛生からの病気で死ぬ事実と家族に恥をさらしたくない気持ちの間で大きく揺れ動き。。。。「妻を救いたい」意味ではインド版アナキン・スカイウォーカーかもしれません
そりゃ問題提起するにも男の領域でない、インドではとりわけ不浄なことらしいので、相当勇気いるでしょ?鋼のメンタルでしょ、いわばインド版プロジェクトX。
女性を想う気持ちが、地域に留まらず世界全体をコットンで包んでいく過程は素晴らしい、音楽やロケ地の素晴らしさもグッドながら、ラブ要素はああうん、としか思えません。しかしインドの眼鏡っ子カワイイな!
男と女、保守的とリベラル、穢れと聖なる物、そして愛。
多少アレンジ強めな実話ながら、インドだけで留めてはもったいない、普遍的な物語でした。