チェリビダッケ

劇場版 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか オリオンの矢のチェリビダッケのレビュー・感想・評価

2.0
ワーナー・ブラザースのオープニングロゴに興奮。

始まりは「ラピュタ」を想起させる心地よい朝のシーンから。オラリオの街を走り抜け出勤するベル・クラネルがリトル・ルーキーらしく住人達に見守られながら伸び伸びと暮らしている様子が窺える。

オリオン、アルテミス、さそりが絡むギリシア神話の有名な逸話を「ダンまち」流にアレンジ。本質的にはオリオンの矢ではなくアルテミスの矢なのだが、タイトル的には前者の方が映える。

もはや定番となった松岡禎丞さんの異世界無双を愉しみつつ、アルテミス役の坂本真綾さんを「SAO」のアドミニストレータと重ねながら観るのもまた一興。

パンフレットによると原作・脚本の大森藤ノさんは「のび太の日本誕生」がお好きなようだ。作中のところどころにオマージュが見られる。両作品のファンなら膝を打つだろう。