ぐっない

ペンギン・ハイウェイのぐっないのレビュー・感想・評価

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)
4.8
それまでうとうとしていたのに、アオヤマくんが「もしかしてそれは、ずっとずっと先のことだね」と言ったとき、ぶわあと涙があふれた。幼い頃、たぶん片手で年齢を数えられた頃、私の家には大きなベッドがふたつある、家族で眠る部屋があった。ある夜中、私はひとり目が覚めて、真っ暗な部屋の中で父と母と弟がすやすやと眠っている姿を見て、たまらなく怖くなった。なにが怖かったのかはもう覚えていないけれど、怖くて怖くて、眠れなくて、時間だけが過ぎていって、涙が止まらなくて、でも家族を起こすまいと声を押し殺して泣いた。それで両の手を繋いで神さまにお願いした。なにをお願いしたのかももう覚えていないけれど、必死にお願いした。あの夜のことを思い出した。きっとこれから先も忘れないであろう、遠い記憶。
あの夜私は、たぶん全部が怖かった。ほんとうに全部が。

少年を少年って呼ぶ年上女性、ずりい〜〜。ペンギン、かわい〜〜。

「さよならなんて大嫌い」って言いたいけど言えないなって思っていたら宇多田ヒカルが歌うからびっくりしちゃった。
ぐっない

ぐっない