主人公の彼の淡々とした口調で語られる客観的な思考と、それを裏付ける根拠が驚くほどしっかりとしていて感心してしまう。本当にどこまで偉くなれるのか計り知れない可能性がある少年だ。20歳までの日数を計算し、偉くなった大人の自分めがけて毎日昨日の自分を超えていく姿は見習わなくてはと思わされる。そしてそんなすごい少年にとって何よりも大好きなお姉さんの理想の「お姉さん」具合もすごい。ファンタジーのようでいてリアリティも感じられる、でもそれでいて現実には起こり得ない不思議なお話でした。アニメーションも綺麗で見応えがあった。