Masato

ペンギン・ハイウェイのMasatoのレビュー・感想・評価

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)
3.2

オネショタは正義

ぼくのなつやすみ的小学生のさわやか夏休みに訪れる超常現象を自称頭が良い研究熱心な少年が解決しようとする。いかにも夏らしいアニメーション映画。

まず良かったところは、いかにも夏らしい瑞々しさと、少年と優しいお姉さんの掛け合い。同じ森見登美彦原作の「夜は短し歩けよ乙女」より、カジュアルでクセがなく面白かった。

SF設定がかなり難解かつ哲学的で理解に苦しんだ。だが、そこが重要ではない。子どもが不可解なものへひとつの疑問から挑んでいくその純真さ。大人になるにつれ忘れていく何かをただただシンプルに感じたことが良かった。中弛みがあったが、この映画で夏休みらしさを感じられて良かった。

ほかに、合理的な少年と不可解な非合理な出来事が対比になっていてよかった。しかし、ハマモトさんが研究を大人にとられるのをあんなに嫌う理由はなんだったのだろう。

やっぱりオネショタは最高なんだな。
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