序盤はとなりのトトロだったよね。茂みをかき分けて森の中を進んで行ったら…。わーマジか、君の名は。みたいな場所出てきたよ。
トトロよりリアルで、君の名は。よりファンタジー。そういうポジションのお話。
不思議な現象に強い興味を抱いて、それが自分の手に負えないとわかっても、冷静に、対処しようとするの、たぶんアオヤマくんは僕と同じタイプだよね。そう感じる人にはとても鮮烈に響くお話。
机には自分の考えをしたためたノートがあって、夕食の用意ができたと声をかけられても、気のない返事をしておいて文筆に精を出す。二段ベッドの下の段を使っていて、夜寝る前にじっくりと考えたいことを書いた付箋を上の板に貼る。そんなことが僕にもあったのだ。
ちょっと難解なところも、主人公がしっかり解説してくれるから観る人を置いてけぼりにしない。これSFとしてけっこう優れたフォーマットなんじゃないか。
アオヤマくんがお姉さんのおっぱいに惹かれる理由とか、深く考えてもいいし考えなくてもいい。おっぱいはどう考えてもこのお話の原動力だし、おっぱいがおっぱい以上に魅力溢れてる。この映画かなり好き。
