カミツレ

ペンギン・ハイウェイのカミツレのレビュー・感想・評価

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)
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子どもと観るのにちょうどよい作品かと思ったら、けっこう哲学的な内容で驚いた。これは小さい子どもが内容で楽しむのは無理かもしれない。
しかし絵はとても美しく壮大で、大きなスクリーンで観たかったなと。
また、コーラの缶からプッシューと炭酸が吹き出てきたかと思えばペンギンに早変わりするシーンなんてとても奇抜でおもしろい。

主人公のアオヤマくんのキャラがいい。小学校四年生のくせに妙に落ち着いていて、自分のことを客観的に見れていて、難しいことばかり考えてる。でも、「毎日30分くらいおっぱいのことを考えている」としれっと真顔で言っちゃうところなんかかわいらしくていい子だなーと。

結局お姉さんが何者だったのか、水球、ペンギンとどんな関係があったのか深くは描かれていないからすっきりしないと言えばそうなんだけれど、エンディングの宇多田ヒカルの歌声がまた魅惑的で、不思議な感じで幕を閉じるのもありかと思った。声優さんはみんなすばらしかった。
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