ペンギン・ハイウェイの作品情報・感想・評価

「ペンギン・ハイウェイ」に投稿された感想・評価

ピカル

ピカルの感想・評価

4.2
【夏休みの自由研究の話】

私は歩き方が変だ。
ペタペタ歩く。
歩いている足元を見るだけで私だとわかる、と言われることもある。

だから、なぜ出演依頼が来なかったのか不思議だ。

映画『ペンギン・ハイウェイ』のペンギン役で。

足取りも軽くなるような爽やかな映画『ペンギン・ハイウェイ』観ました。

主人公は小学四年生のアオヤマ君。
例えるなら、のび太くんと真逆の男の子。
もしくは、ガリレオシリーズの湯川教授の子ども時代みたいな。
とにかく頭が良くて、なんでも論理的に考える。
本編の一番最初のセリフが
「僕はとても賢い」
で始まるくらい。
口癖は「僕は多忙なので」。
そう、日々勉強し、研究することで忙しいのだ。

そんなアオヤマ君が暮らす街に突如、ペンギンが現れる。
アオヤマ君、興味を持たないわけがない。
気にならないわけがない。
調べ尽くさないわけがない。

研究テーマはもちろん.....

「おっぱい」

.....二度見しちゃだめですよ?(笑)

これが半分嘘で、半分本当なのです。

誰のおっぱいかというと
歯科医院に勤める謎のお姉さん。
こちらのヒロインのお姉さんは、私の大好きな蒼井優さんが声を吹き込んでいます。めちゃくちゃよかった。性格が蒼井優さんにぴったりで、ずっと聴いていたいくらい。

「やあ、少年」

お姉さんはアオヤマ君のことを「少年」と呼ぶ。この声が、言い方が、距離感が心地よくて。
私は夏の暑さも忘れて映画に浸ってしまう。

おっぱいと、そしてペンギンの研究をするアオヤマ君にお姉さんはこう言う。

「この謎を解いてごらん」

こうして、アオヤマ君と、同級生のウチダ君、ハマモトさんの夏の自由研究が始まるのだ。

のび太くんがいれば、ジャイアンもいる。クラスで声と力が一番のスズキ君だ。
でも、ここは秀才のアオヤマ君だ。
スズキ君から喧嘩をふっかけられても
「ごめん、僕は多忙なので」
とかわしてしまう。
そして、自販機ごっこをするはめになる。(この意味は本編を観て確認してくださいね)

この映画のおもしろいところは、一番研究熱心なのはアオヤマ君だと思っていたのに、研究仲間の二人の行動力に感激してしまうところなんだ。

ウチダ君。終わった(終わりにさせられた)はずのアマゾンプロジェクトを一人でこっそり続けていた。そして、すごい発見をすることになる。
なんだこのひたむきさは!!
地道な努力は研究者魂そのもの!!

ウチダ君「どうしてアオヤマ君は怒らないの?」
アオヤマ君「僕は、怒りたくなったらおっぱいのことを考えるんだ。おっぱいのことを考えると心が平和になる」

怒りっぽい男性全員に今すぐこの映画を観せるべきです。
「子ども向けのアニメ映画だから」と騙して今すぐこの映画を観せるべきです。

そんな二人の会話に笑いが止まらなくなっていると、ハマモトさんの熱意にやられる。
本当に小学四年生か!?
自分たちの研究と発見に誇りを持ち、それらが引き起こし得る未来の変化に責任を感じ、守ろうとする。
研究チームに女子は絶対必要です。
理系女子のみなさんは今すぐ劇場へ。

理系女子ゆえ、謎解きのつもりで科学的に観てしまいがちだけど、それを抜きにしても、本当におもしろかった!!

私が観た回では人が少なかったけど、ちゃんと笑い声が響いていたし、思わず笑ってしまう楽しいシーンもいっぱいあった。

なんといっても
涼しい映画館でペンギンを観ながら蒼井優さんの声を聴ける。
贅沢すぎる。

きっと、夏休みのいい思い出になります。
いつまでも片付かなかった自由研究の宿題を懐かしく思い出しながら浸っていただきたいです。

なぜ『ペンギン・ハイウェイ』はこんなにもおもしろいのか。

この謎を解いてみてください。
P

Pの感想・評価

4.0
森見登美彦の世界が好きなのですが、原作は難しい言葉がいっぱい出てくることが多いので未読でした。

おもしろかったです。
いろんなわからないことを研究して考察している少年のお話。
仲良くしているお姉さんのおっぱいのこととかも研究していておもしろかったです。

怒りそうになったらおっぱいのことを考えるといいらしいです 笑

巾着を使った話がとてもおもしろかった。
とある美術家さん(名前が思い出せない)も同じようなことを言っていて、おもしろいと思ったのを思い出します。

ジブリ作品を見ているような、そうでないような。

主題歌が宇多田ヒカルだったのですねー。
世間的にヒットした作品だったのかな?
Tocco

Toccoの感想・評価

3.3
画がきれい。ワクワクするけどなかなか不可解。
ペンギン可愛かった
お姉さんと少年
近頃の小学生は、
学校でチェスをするのかい?
無闇にペンギンを出すのは控えて下さい
子どもと観るのにちょうどよい作品かと思ったら、けっこう哲学的な内容で驚いた。これは小さい子どもが内容で楽しむのは無理かもしれない。
しかし絵はとても美しく壮大で、大きなスクリーンで観たかったなと。
また、コーラの缶からプッシューと炭酸が吹き出てきたかと思えばペンギンに早変わりするシーンなんてとても奇抜でおもしろい。

主人公のアオヤマくんのキャラがいい。小学校四年生のくせに妙に落ち着いていて、自分のことを客観的に見れていて、難しいことばかり考えてる。でも、「毎日30分くらいおっぱいのことを考えている」としれっと真顔で言っちゃうところなんかかわいらしくていい子だなーと。

結局お姉さんが何者だったのか、水球、ペンギンとどんな関係があったのか深くは描かれていないからすっきりしないと言えばそうなんだけれど、エンディングの宇多田ヒカルの歌声がまた魅惑的で、不思議な感じで幕を閉じるのもありかと思った。声優さんはみんなすばらしかった。
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海から生まれた人間と、人間が自然から作り出した無機物的世界。
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自分の立っている場所を忘れた人間と全てを生み出した恵みある自然の有機的結合。
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人類の繁栄と対照的に住処を奪われたペンギンが人間を生物的根源への回帰へと誘う。
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「お姉さん」という存在は神であり、人間が哲学的に解明できない曖昧さ、世界を超俯瞰的に見守り、導く存在である。
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海が世界の穴であるとはどういうことか。
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作品の中で相対性理論と巾着袋の例えが登場する。
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人間の住む世界がこの広い宇宙であると定義すると、世界の果てはどこにあるのか。
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「果て」という言葉から世界の外側を連想してしまうが、その答えを内側に求める思想こそ相対性理論であり、ブラックホールの存在が客観的事実となった以上もはや仮説ではないと言えよう。
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ブラックホールの存在は世界にどんな事実を突きつけているのか。
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地球に生まれたブラックホールが海である、というこの作品の設定は時間や空間という原理が決して一方向ではなく円環的に結合していると仮定している。
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お姉さんは少年に「会いに来い」と言い残す。
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この地球を青い惑星たらしめ、生物を生み出した大いなる海と神の関係性とは。
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少年が世界存在の根拠を解明した時、人類は自然との二項対立的構図を克服できるのかもしれない。
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かなり難解なSFがファンタジー仕立ての演出によって大人から子供まで楽しめる丸い作品になっています。
ペンギンの走る姿🐧🐧🐧
可愛かった╰(*´︶`*)╯
おぱーい。
アオヤマ少年、担任するクラスにいてたら面白いやろうなぁと思って見てた。笑
タツキ

タツキの感想・評価

3.7
綺麗 ペンギン可愛い
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