ペンギン・ハイウェイの作品情報・感想・評価

「ペンギン・ハイウェイ」に投稿された感想・評価

日本文学の描写を忠実に映像化しようとすると、アニメーションという手法に頼らざるをえないのではないか。クローズアップにしろ、奇っ怪な変化(へんげ)にしろ、その境界はあいまいで、ひとつづきに展開する。カット割りの極端に少ない表現を、自然にやろうとおもったら、アニメーションこそ最適で、日本文学とアニメーションは実に相性がいい。日本でアニメが発達したのも、半ば必然であるようにぼくは思う。

何度読んだかわからないほど、これの原作が大好きである。だから、映画を観たらがっかりするのではないか、と怖れていたが、それは杞憂であった。結末を知っているから、オープニングで早くも泣きそうになる。なによりも空間の描きかたが、巧い。それは相対論という「空間」の理論に根ざした物語ともよく合っている。

原作では深く描かれていた死生観に関する部分が、映画では大幅にカットされている。そこに文句を言うつもりはないけれど、おもしろいとおもったのは、その部分がごっそりと抜け落ちても、物語の大筋には全く影響しない、ということだ。死生観の部分は、量子論的な多世界解釈へと繋がっていくのだが、量子論と相対論は、実のところ相性が悪い。それをなんとか融合しようと、研究者たちは頑張っているわけだが、互いを切り離してももちろん、理屈は互いに独立に並びたつ。この原作は、そのふたつの理論を物語的に接続しようとする試みだったのではないか。映画に描かれなかった部分から、土台にはやはり強固な理論があって、それに支えられた物語なのだな、という印象がより強くなった。

何とはなしに漠然と、なのだが、高畑勲や宮崎駿の後継者は、ひょっとするとモリミーなのではないか、この映画を観ながらそんなことをおもったりした。いずれにせよ、ぼくが強く言いたいのは、さきに映画を観てこのおはなしを気に入った!というかたがいるならば、ぜひ原作も買って読みましょう、ということだ。何度読んでも発見がある。そう言っているそばから、ぼく自身がまた読み返したくなっている。
なもね

なもねの感想・評価

3.3
映像キレイ。
KGR

KGRの感想・評価

-

原作が好きでハードルが上がりすぎて映画館に行けなかったところ、先日やっとWOWOWで見た。

製作陣もすごくリスペクトしているので(フミコの告白の人だよね?)、期待があったぶんすげ〜〜ガッカリしてしまった……。まぁこうなるよなぁということでしかなくて、そりゃあ街中猛スピードで走るよなというか……。

わたしの頭の中にあったものはもっと静かな夏だったので、辺りがキラキラしていてすごくなにもかもはっきり見えていることとかが逆効果を生んでいる気がした。あとそのセリフはお姉さんと僕が目を合わせないで語ってほしかったな〜〜とか、とても真面目に丁寧に描かれているぶんロマンが全減(半減ではない)している気がした。
「見えなさ」「わからなさ」を愛せよ!!!冒険少年小説じゃないんだぞ?!?

は〜〜ぁ、はやく力をつけないとこうしてすごくすごく好きなものが残念な映像になっていってしまう……ほんとうにつらい…………
ryon

ryonの感想・評価

3.5
なんか難しいこと言って何が言いたいのかなーってなったけど、映像キレイし暑い日にちょうどいい爽やかさ
おくば

おくばの感想・評価

4.5
骨子としては森博嗣の「喜嶋先生の静かな世界」と同じで、めちゃよいな。台風のノルダの作画監督と監督は一緒だから、少し台風のくだりで作画が気になった。ファンタジーではない、「こんなことあってもおかしくないよね」って思わせるいい路線。

ただ、コーラがペンギンに変わる一瞬の作画の面白さ?だけで、見る価値ある
セリム

セリムの感想・評価

4.3
一夏の眩しい思い出と変容。
例えるなら「季節が君だけを変える」という感じ。
(反応した人、歳バレますよ(笑))


小憎らしいクソガキ…でも強がってるのがわかる。。。
きっと泣きたいのに泣けない。
もしかしたら、自分のそういう状態も理解できずに困惑しているのかもしれないなぁ。。。


とにかく!
爽やかな余韻に包まれる…夏に観たくなる映画が一本増えました😊
森見登美彦作品らしさがあるのがよき
NTK

NTKの感想・評価

3.5
SFファンタジー!

おっぱいについて真面目に語る少年。
4年生だけどすごく理路整然としていて何だかかわいい。

そしてペンギンがかわいい。

内容は全く説明できないけど(笑)
すごくいいもの観たなぁという気持ちになった。

絵も声もとても良き!
>|