Inori

フード・インクのInoriのレビュー・感想・評価

フード・インク(2008年製作の映画)
3.3
特にアメリカでは、身体に悪い食べ物が安く、身体にいい食べ物が高いという傾向にあると思う。貧乏人に肥満である人が多い。資本主義が作り出した食品産業システム。安くあげるために身体に悪いものや不衛生なものがスーパーに並ぶ。安いから売れる。悪循環だ。更に問題なのは、どこでどう生産されたものかが消費者に分かりにくくなっているという点だ。

この作品の最後に、消費者として我々はどう買い物をしていくべきかが書かれていた。これは助かる。前向きで自分にも何かできる気がしてくる。問題自体は大きいけれど、少しでも取り組めることがあるならやってみようと思えるエンディングに背中を押してもらった。とりあえず、身体にいいもの(無農薬野菜など)を買う、旬なものを買う、近場の農場のものを買う、くらいまではいいが、それを買った後にどう料理するのか、美味しいのか、簡単なのか、なども結構気になる問題で、その辺りのサポートシステムも是非考えて欲しいなぁとも一消費者として思うのであった。
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