にゃんこむ

フード・インクのにゃんこむのレビュー・感想・評価

フード・インク(2008年製作の映画)
3.7
全ての食べ物がもはやファーストフード。
食がファーストフード化する事で画一的な食品(=食品)を作るようになりました。ついでに好まれる部分(鶏の胸肉など)を大きくなるように動物を作り変えました。ということを紹介する映画です。
ドキュメンタリーには珍しく淡々と現状を語るタイプ。こういう映画って撮ってる側の思想がダイレクトに押し付けられがちなので見ていて疲弊しますが、それが無いのが良い。

日本ではここまで徹底した食品工場化はしていないんだろうけれど、お肉だって野菜だって輸入モノは日々口にしているわけですし、自分に関係ない話ではないですよね。
季節感を感じさせないスーパーの食品売り場は、技術や経験の結晶でもあり、悪く言えば自然を歪めているわけで……まぁでも個人的には夏でも冬でも好きな野菜が手に入るのは嬉しかったりします。
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