kawaru

フード・インクのkawaruのレビュー・感想・評価

フード・インク(2008年製作の映画)
2.4
プライムビデオにて。

食の安全といえばもう10年以上前になるらしいのだが食品偽装問題がトレンドになった。生きることは食うことであり、その根源的な行動と、消費活動としての「食べる」ことの関係は同値ではなくなった。そんな現代のアメリカの、農畜産業界へ切り込んだドキュメンタリ

まあそんなふうに書くと他にも無限にドキュメント作品があるんだけど

日本で育つと義務教育レベルを越えて否応なく「食育」や「健康食品」なんぞのワードにぶちあたる。日本わりとかなり広いレンジで食文化や安全性が健全だと思ってるんだけど、他の国の事情とかよう知らんからこその無能ともいえる。だからといって看過できるものではなく、究極的には地球環境の健康になるもんだし、行き過ぎた利己主義は人倫をも軽率にしてしまう。あと無知への広告も過激になっちゃうのがダメだよねぇ。トランス脂肪酸が悪いのは説明できたとして、ロカボやらアンチグルテンやらヴィーガンやらの思想的なとこまで踏み込むともうわけわからんよね勝手にやってくれ、マイクロプラスチックおいしいです。あ、そうだ。現時点の日本だとアニマルライツセンターが香ばしいツイートをしてるのでチェケダウ

食に対しての意識はあんまり変わらなかった(=もとから悲観的)けど、最後のメッセージはキャッチーでなかなか良かった。「一日に3回世界を変えるチャンスがある。一口ずつ変えていこう」。まあぼく金がないんで一日2カップ麺なんですけどね...
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