追想のsiorinn汐鈴のレビュー・感想・評価

なんと行間を読む作品なのかね…
その表情、回想、繊細な心の動き、瞬きしていたら見逃してしまいそう…

結婚式からの数時間、出会いと別れ。
明らかにされていく事実はあまりにも哀しい。切ない…

私は一人だけ、どうしても一人だけ許せなかった人が。そう、彼女の…あの人のあれがなければ二人は。彼女が本当に可哀想で。

身勝手なエゴは人の人生をも狂わすのよね。
とてもとても心の内側を描いていて、切ないまでの美しさが心に痛い。